眠気との戦い
夏に突入し気温が少しずつ上ってきた季節。
そんな季節なので村でも薄着になる人が増えてきた。
そんな中冬夕の世界では今日は雨のようである。
雨の日は何かと億劫になるものなのだ。
「フユ、眠そうにしてるわね」
「ああ、実際に眠いしな、雨の日は眠くなるんだよ」
「そっちの世界だと今日は雨なのね」
雨の日は眠くなるものという冬夕。
それは気圧の爆弾が影響しているのだと本人は言う。
「なんで雨の日って眠くなるのかしら」
「人間は太陽の日差しを浴びないと目が覚めないとは言うからな」
「雨の日は日光が差さないから目が覚めずに眠くなるって事なの?」
「あとは気圧が下がると体調が悪くなる奴はそれなりにいるっぽいとは聞くな」
「以前も言ってた気がするけど、気圧ってそんなに大きいものなのね」
低気圧はまさに爆弾であり、その爆弾のせいで体調がすぐれないとかもある。
冬夕も雨の日はやたらと眠くなる感じのようである。
眠気と戦うのは何かと辛いようで、寝られる時間がある時に寝ているらしい。
「気圧ってそんなに体調に影響するのねぇ、なんというか大変なのね」
「眠いっていうのはそういう事だよ、特にこれから梅雨になるからなおさらな」
「雨季になると雨も多くなって、日光が差し込まなくなる日が増えるものね」
「そういう事だな、人間の体ってマジで貧弱すぎるだろ」
「雨の日は眠くなる、雨の日って低気圧になる事が多いのかしら」
雨の日は基本的には低気圧である。
それに加えて日光が差し込まないので体も目覚めない。
その結果強い眠気に襲われるのが雨の日である。
「でも雨って風流だなとは感じるけど、そんな事もないのかしら」
「でも雨の日に限って外に出る予定があったりするからなぁ」
「そういう事があるから億劫になるっていう事なのかしら」
「アタシは雨女なのか、遠出する日に限って雨になったりする事は割とあるんだよ」
「雨女、出かける日に限って雨が降るみたいな人って本当にいるのね」
冬夕は本人はよく分かっていないが、雨女なのかもしれないという。
それは遠出する日に限って雨が降る事が結構あるからなのだとか。
またイベント事がある日に限って雨になる事も結構あるという。
「雨を呼び寄せるみたいなのが雨女っていう事なのかしら」
「理屈とかは分からないけど、雨男雨女ってのはいるもんなんだよな」
「その人が遠出する日に限って雨が降るみたいな事が普通に起こるっていう事なのね」
「ああ、雨男雨女は前世で悪い事をした人がそうなるみたいな説もあったりするな」
「ふーん、なんか興味深いわね」
雨男雨女とは逆に晴れ男や晴れ女という人もまた存在する。
その人は出かける日に晴れの日が多くなるみたいな事が多くなる。
雨男雨女というのはジメジメしがちなものである。
「でも雨女ね、フユは雨女だとしたら何かしらの力みたいなのが働いてるのかしら」
「雨女ってのは魔法というより呪いみたいなイメージもあるけどな」
「呪いって、また物騒な言葉を使うものね」
「前世が悪人だった奴は雨男雨女になる呪いがあるみたいな説もあるぐらいだしな」
「でも雨が降らないと作物とかも育たないし、必ずしも悪い事ではなくないかしら?」
雨というのは必ずしも悪いものではない。
あくまでも出かける日に限って雨が降るみたいな事が億劫なだけである。
雨が降るというのは人間にとってもメリットは多いのだから。
「雨男雨女って要するに外に出る、それも遠くに行く日に限って雨が降るみたいな話よね?」
「そうだな、実際そういう奴がいるっていうのは事実なんだと思うし」
「雨そのものは決して悪という事ではないのよね、人間の都合に影響するからなのかしら」
「天気予報でも出かける日にピンポイントで雨になって、前後の日は晴れとかあるしな」
「そこまであると雨男雨女っていうのも嘘ではなさそうね」
雨男雨女の凄さは出かける当日にピンポイントで雨を降らせる事にあると冬夕は言う。
天気予報でも出かける日は雨なのに、その前後の日は晴れマークがついた事も普通にある。
やはり雨男雨女になるのは前世で悪人だった事から呪いとなっているのかもしれない。
「フユが雨女だとしたら、前世は悪人だったとかなのかしら」
「そこまでは分かんねぇよ、でも前世が悪人だったらそれはそれでなんか嫌だわ」
「雨男雨女は前世が悪人だった事への呪い、そういう説があるのは興味深いものだわ」
冬夕は雨女なのかもしれないという説。
実際遠くに出かける日に限って雨の予報になる事が冬夕は多いのだとか。
天気予報でも出かける日に限って雨の予報になり、前後の日は晴れの予報とかもあったという。
雨男雨女というのは雨の日に出かけるのではなく、出かける日に雨が降るのである。




