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初めての面接

みっともない謝罪の後、笑いの収まったジークムントは口を開く


「…ふぅ…少年を信用するにはまだ足りないが、君の右腕の力は確かに我々に必要なものだ」


「それには私も同意です、師匠」


「だから少年には力になって貰いたい、ので、少し話をさせて貰う、邪竜が敵という事は言ったが、その先の話だ」


「その先?」


座った体制で股間を手で隠したままだ、恥ずかしい


「邪竜を従える存在がいるのさ、魔王を自ら名乗りこのアトラスの国から東の地に建国を宣言し帝国を築いている。」


「アリベル帝国…国民の7割が魔族や魔獣の系統で、いわゆる人を食べる連中よ」


「邪竜は本来、万物全てを喰らい君のいたような砂漠を生み出す破壊装置なのだが、魔王の支配により人工物と人のみを狙うようにされてしまっているのだ」


「で、その魔王の討伐令が出たのが5年前」


「しかし、誰も魔王の討伐には至らず、帰還した者の情報から、魔王の強力な魔法さえ防げれば勝機はあると判断し、私が呼ばれたのだ」


「呼ばれた…?」


「私は1500年以上を生きる勇者でな、アトラスの国を救いに来たのさ、ユリアはこの国の第2王女でな、魔法の天才という事で弟子としてこの国の案内を頼んでいる」


まじかよ…勇者もういるじゃん、しかもユリアは姫かよさっきの狼藉知られたら早速命の危機じゃねぇか…つーか長命種には見えないジークムントさんが1500年ってどういうわけなのか


「1500年を生きる勇者の力でも魔王には勝てないものなのですか?」


「専門は邪竜退治でね、魔王は巨大な城に棲んでいるのだが、城が強力な魔法結界で守られていてな、突破出来ずにいるのさ」


「そこで、魔法の天才の私が突破魔法を開発して攻略予定だったんだけど、あなたの魔法無効化能力があればその必要も無いかなって」


「そんなに魔法無効化って凄いんですか?」


「凄いさ、アトラスの国一番の魔法使いであるユリアの即死魔法と触った物に想像を絶する苦痛を与える防御魔法のスーパーコンボを破ったんだから」


「まさか、あの金玉潰しが?」


「そうだ、あの責めで、あろうことか快楽を得たのは少年だけさ」


「快楽なの?」


「気にしなくていいから!」


「さて、少年、いや大和悠真よ我々に力を貸してくれるかな?」


「私からもお願いしてもいい?」


「いや、そこまでされなくても出来る事はさせていただきたいと思います」


「よろしく頼む、暫くはな」


暫定で勇者ジークムントの仲間になった





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