タピオカ回はサラセニア火山隊長にとって、いわゆる神回!
― 連続ドラマ ―― 聖イタイ将軍の攻撃! ―― 第五回・タピオカギャルとアオカビ仙人の段だこら! ―
―― って感じのきらびやかなタイトルが画面に出ましてね、始まるんですよ。
この回は、旅先でタピオカギャルたちに出会った聖イタイ将軍が、彼女らと意気投合して、ブルーチーズばかり食して大人ぶっている仙人を見事に罵倒するエピソードでした。
見所はやっぱり、アオカビ仙人が将軍に罵倒されながら、かわいらしいタピオカギャルたちのタピオカ責めに遭うシーンでしょうか。
「おんぼろスクラップのアオカビの仙人め、どうだこら、『カモノハシ!』とでも言ってみろ!」
哀れアオカビ仙人、強烈な罵倒のうえ、タピオカ責めのフルコースです。
フルコースといいますと、前菜にあたるタピオカ落としから始まりまして、タピオカ礫、タピオカ被せとつづき、タピオカ抱きにタピオカ木馬、脱脂粉乳とストローを使ったタピオカドリンク責め、それからタピオカガエルの遊び相手を二週間やったあと、キャッサバアックスを振りかざす歌姫に追われること三日、そしてまた脱脂粉乳……クライマックスはキャッサバにくくりつけられてのタピオカ詰めで、デザートはもちろんタピオカドリンクなのです。
と、そんなわけでぼろぼろになったアオカビ仙人は、最後に「カモノハシ!」と叫んで去っていくのですが、ここで、聖イタイ将軍が決めゼリフを言うのです。
「カモノハシではありません!」
それから、かわいらしいタピオカギャルたちが、オープンカーでプエルトリコへ去っていった仙人を遊覧船で追っかけて、慌てて黒い封筒を渡して、「カマンベールチーズでも買ってね」と言って汗を拭きながらウインクするのですが、その後、真っ白なユーグレナを背景に将軍がじぶんの背中を掻きながら、「今日もいい日だったや」と言って、旅をつづけるために眠りにつくのでした。
―― とまあ言った次第で、こんな感じのドラマを見るのを楽しみに、うるわしきサラセニア火山隊長は日々すごしているのです。火山隊長といえども、私たちとなんら変わりないのですね。