☆悲報☆ ギンちゃんご機嫌で嘆きキャラ崩壊!
みなさんご無沙汰ごきげんよう。いつやってくるとも知れない、サラセニア火山隊長のお時間です。と言いたいとこなんですが、今日の彼女はご機嫌ななめでして、草津名物の急斜面に負けず劣らずのええ角度なんですわ。というのもやはり、この数ヶ月間、例の青髭のボルボックスの酋長と派手にやりあってたから疲れがたまってしまったとか、あるいはかの悪名高いお抹茶の化身が天下分け目の天王寺にてテュポエウスを引き連れてサラセニア火山隊長の挑戦を待ちつづけているのを快く思わないでいたら大事なタピオカドリンクがチョコレートフォンデュの餌食にされてしまって疲れがたまってしまったとか、そんな理由ではなく、彼女が言うには単に「久しぶりすぎてだるいわね」とのことなのでございます。
そこで今回、白羽の矢が立ったのは、めっちゃご機嫌中のご機嫌モード最上部に到達するのももはや時間の問題との噂が3メートルごとに立ちのぼるとか立ちのぼらないとか言われている、かのハンマーヘッドシャークのギンちゃんなのです。いつもサルスベリの木の上で嘆きのワルツを歌っていたハンマーヘッドシャークのギンちゃんことハンヘのギンちゃんですが、ここ四、五日はなんともまあいいお声で、「ぼくの『ギン』は、ギンガムチェックの似合う素敵なおさかなって意味の『ギン』だよお」というまさに荒唐無稽を絵に描いた餅のような歌をのびのびと歌っているのです。まったく、『かもめ』のソーリン閣下でさえ、こんなデタラメチックなポエジーを奏でるエナジーなんか持ち合わせちゃいないってのに、困ったギンちゃんです。
なぜこのハンヘのギンちゃんことハンマーヘッドシャークのギンちゃんがこんなこの世の終わりみたいなご機嫌加減で、嘘八百と言っても足りないほどほんとに嘘みたいな美声をサルスベリの木の半径六十間五尺前後に響くほどの音量でご披露しちゃってやがるのかといいますと、その理由はほとんどくつがえしようもないくらいに明確なのです。
で、肝心のその「なぜ」の答えなのですが、これはずばり、『サルスベリの木から降りられなくなったハンマーヘッドシャーク』としてギンちゃん初の粘土の像がつくられてしまったからなのです。
「わあい、ぼくだあ、ぼくにうりふたつどころかマスクメロン3玉と半分ちょっとだあ。これのおかげで、ぼくはシジミのお味噌汁を暴飲しなくてもすっきり眠れるようになったんだあ」
ご機嫌ギンちゃんは訳のわからないことばかり言って喜んでいます。まったくどこのどいつに瓜二つ似てしまったんだか。
おっと、魔法のするめいかを煮込んでいたのをすっかり忘れておりましたので、今日はこのへんでおさらばさせていただきます。では。