最後のメール(200文字小説)
『これが最後のメールです…』
言わずにはいられなかった。
彼女には後ろめたさがあったのに違いない。
だから、僕に隠していた。
些細なことなのに。
言ってさえくれれば笑って許したのに。
彼女の口からではなく周りからその事実を知った。
知られたことで彼女は何も言えなくなった。
彼女の事は解かっているはずだった。
それを承知で付き合ってきた。
10年…。
幕切れは呆気ない。
無くして初めて気がつく。
僕は彼女をまだ愛している…。
『これが最後のメールです…』
言わずにはいられなかった。
彼女には後ろめたさがあったのに違いない。
だから、僕に隠していた。
些細なことなのに。
言ってさえくれれば笑って許したのに。
彼女の口からではなく周りからその事実を知った。
知られたことで彼女は何も言えなくなった。
彼女の事は解かっているはずだった。
それを承知で付き合ってきた。
10年…。
幕切れは呆気ない。
無くして初めて気がつく。
僕は彼女をまだ愛している…。
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