表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

解ける核

作者: 菫色の繭

昏き混沌が奏でる終焉

一寸先も見えぬ世界

刹那、微かに薫る眩い閃光

その泡沫の如き酩酊を

「希望」と名付けたのは

果たして誰だったのか


甘美な瞬きは

名を得るより早く闇に溶けた

残されたのは

無限の沈黙

既にそこには光も闇も無い


否、もとよりそこには何も無かった


それでは

あの時の「希望」は

果たして何だったのか


今となっては

本当にそれが存在したのかさえ明らかではない


どこまでも一様な世界に

つまらない深淵に目が眩んだだけかもしれない


しかし

いくら存在を証明出来ずとも

そこには確かに希望が、光があったのだ


求めても届かず

拒んでも消えず


堂々巡りの中で希望の幻想は明滅を繰り返し

やがて光に溺れた愚か者は

終には煌々と輝く自分自身に気付くことなく

深い「闇」の中に溶けていったのである

ここに目を通してくださったことに感謝申し上げます。

何か本文から感じるものはありましたか。

体中がむず痒くなるような感覚を覚えた方は、きっと私と通ずるところがあるでしょう。


ただの詩ではなく、私の語彙力で雰囲気や流れを崩さずに言葉を選べるかを試した内容です。

「ここの表現はこっちの方が好き」といったお言葉を頂けると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 「終焉」と「閃光」が好きな単語でした。 世界観のある言葉選びが素敵だと思います。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ