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Golden strange treasure DX!  作者: 黒黄 赤白青
8/10

題8話、激動、鳳凰の間。

学生達のパーティーが始まった。

女の子が少ないから、遠藤真美率いるG-7sの回りに、野郎共の輪が出来る。

G-7sのメンバーは、心得た様に、野郎共を軽くあしらっていく。

やがて主催者の芦田晃一が、満を持して、登場した。


パーティーは、極めて粛然と始まった。

芦田晃一がセレモニアとして、マイクをにぎり、開会を宣言する。

乾杯!

ビールの入った、グラスを天に掲げて、開会を祝った。

直ぐに、ナンパ目的の談笑が始まった。

遠藤真美率いる、G-7sの回りには、ナンパ目的の野郎等が、ウンカの如く集まった。

佐竹一成や前田敏樹は、直ぐに追い払いたかったが、パーティーの始まる前に、釘を刺されていた。

パーティーが最高潮になるまで、手出しはダメよ!

どうやら、何か企んでいるらしい。

G-7sの回りには、野郎等が入替り立ち代わり、ヤレ、メアドの交換やら、TELの交換やら。

もっとストレートに、このままホテルに時化込まないか?と、誘って来る奴もいたが、G-7sの面々は馴れているのか、軽くあしらっていた。

やがて真打ち登場、主催者の芦田晃一が、遠藤真美の下へとやって来た。

芦田晃一は、いつもやっているのだろう、甘言麗句を使って、遠藤真美を我が褥に誘おうと、野心満々だ。

ここへ来て、佐竹一成の堪忍袋の緒が切れた。

芦田晃一の胸ぐらを掴むや、背負い投げヨロシク、宴の席の真ん中に投げ飛ばした。

前田、堀田。構うこたねぇ!遠慮なくやっちまえ!

舞踏会場は、一気に武闘会場になった。佐竹と前田は、会場にいる野郎等を柔道の技を駆使して、なぎ倒しにかった。

パーティー会場が、阿鼻叫喚の地獄へと掛かった時に、遠藤真美は堀田健一をそっと連れ出し、その会場を後にした。

サエコ!後頼むわね!

任しといて!

会場奥にいた、G-7sのサブリーダー、門脇冴子に後を任せて、園会場を後にした。

いつの間に呼んだのか、プレイス吉祥のエントランスに、タクシーが滑り込んできた。

ナイトドレスのままで乗り込むや、堀田健一を引っ張りこみ、タクシーはプレイス吉祥を後にした。

あぁ、良かった。煩わしい事が、一気に片付いたわ!

タクシーが走り出すと、遠藤真美が一気に口を開き、先程までの有様を話始めた。

今夜の物語は、此れから始まるのだ。


パーティー会場を抜け出して、遠藤真美と堀田健一は、密かにタクシーで夜の町へと消えるのであった。

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