第2話、女だらけの研究会。
話を盛り上げる為の伏線を、張っております。伏線張りまくりの回です。そしてこれからの方向性がハッキリとしました。
遠藤真美は、自身が発足した同好会、匂行動心理学研究会を主催していた。匂いが人に与える影響について、研究するのが目的。
簡単に言えば、臭いで人を操れるか?を研究している会である。
人を操る。何て言うと、聞こえが悪いが、要は、香水を基本にした、媚薬の研究をしていると言う。
香水を媚薬と捉えている処は、けっこう沢山あって、世界中では、本格的な研究をしている所もあるのだ。
遠藤真美の実家は、中国の古い薬師の家系で、明治時代に日本に渡ってきたと言う。
真美自身も、香料に興味があり、自分なりに研究していたのだ。
此の大学に入学して、同好の志も集まり、この研究会を立ち上げた。
堀田健一は遠藤真美に、自分の研究を手伝って欲しいと、お願いがされた。
健一は、ちょっと理解出来ないでいたが、美人の上級生の願いを断る理由がないから、二つ返事でOKした。
ありがとう!
遠藤真美は感激を表すように、健一に抱きついてきた!
そうこうしているうちに、其の部屋に六人の女子学生が入ってきた。
いずれも見目麗しい上級生、それも可なりの粒ぞろい。
遠藤真美が、一人一人自己紹介を促す。
此の時点で健一は、かなり舞い上がってしまい、自分が何を喋ったのか、全く覚えていない。
ただただ黄色い嬌声に包まれて、頭のなかがピンク色の霞に覆われていた。
一体何を喋ったのか、何を言われたのか?ふわふわした頭で、その建物を後にしたのであった。
建物から出た健一は、さっきまでの出来事が夢現で、ニヤニヤしているところへ、
けーんーいーち!
と、怒りと嫉妬が綯交ぜになった怒号がぶつかってきた。
悪友の前田敏樹であった。
来ました!ライバルが来ました。未だハッキリとしないが、そんな展開です。




