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岐阜県

飛騨高山思い出体験館にいる

そこで私は

さるぼぼ作りを体験した


まず赤く丸い頭に

黒い頭巾を糊でつけ

それを胴体に糸で縫いつける

そしてお腹に飛騨と書かれた

前掛けをつけて

その上に

チャンチャンコを取り付ける

最後にお守りを肩にかけさせ

頭にストラップをつけて

完成だ


出来た姿を見てみると

猿の赤ん坊というよりは

クリオネのようだと思った

この人形は病や災いから

るという意味を持つらしい


もしあの人に逢うことが

もう一度できるのならば……


そう思いながら

私はかばんの中にそれを

大事にしまった


昼の真っ只中

運よく

美濃みのう祭りの総練りに

出くわした

「おいっさーおいっさー」

と掛け声をかけて練り歩く

花みこしは

陽光を浴びて鮮やかに発色している

ここはとてつもなく暑い

中には半裸の男もいた


その様子を見て

人ごみを避けながら

日陰で詩を詠った



あつき夏

紅白の華

咲き乱れ

昼の花火が

拍手を誘う



夜になり

長良川ながらがわの鵜飼を観覧する


流れの速い瀬を越えながら

漁をする鵜匠の姿はたくましい

私は首結くびゆいと手縄の捌き方を観つつ

舟頭に取り付けられた篝火かがりび

まぶしさに驚いた

私がやったらどうなるのだろうか

10羽以上も鵜をあやつる術は

一体どれほどの年月をかければ

習得できるのだろう

おまさん、私綺麗かね~

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