「現在を追い求める人達」
現在の前にある時間、それは過去。
現在より先に進んだ時間、それは未来。
では、現在とは一体何処にあるのか?
それを探す男性が居ました。
「すみません、何をしているのでしょうか?」
我々取材班の目の前にはその場でピョンピョンと垂直に跳ねる男性が居た。
「今を求めてるんです」
「あの、どういう事でしょうか?」
「飛んでいる時は今じゃないんです、上昇と落下をしているので未来と過去に生きているんです。けど、落下の衝撃を感じた時だけは今なんです」
「はあ」
彼は我々とは違う次元で生きていると思われる方も居るかも知れないが、最近非常に増えているのである。
少し前にこんな事件があったのをご存知だろうか?
2015年3月某日。
ある商店街の路地裏で、杖を持った老人が通りかかった通行人を誰彼構わず杖で叩くという奇怪な事件が起きた。
傷害事件として逮捕された老人は逮捕後にこう答えていた。
「私はただ自分の時間を生きているだけだ」
ここまでは報道などで見てきた事と思われる。
ただ、その後の事はあまり報道されていないが、裁判の時に語ったある事があった。
「私はただ何かに追われその時だけに生きる事を強いられていた気がします」
そう語った。
この現象について心理学者の奥田氏によると、
「今までは過去のトラウマや未来への不安からストレスを抱えてきた方が多くおりましたが、最近ではこの今を求めて過剰な行動をしてしまう方が多くなっています」
岡田氏はこの症状を現代性今代症候群と名付け今学会で発表するとの事だそうだ。
「あなた、何やってるんですか!」
「今を生きているんです」
「そんな事を言ってるんじゃない、そのナイフを捨てなさい!」
取材班は、偶然出会った事件で現代性今代症候群と思われる人の事件に遭遇した。
その女性は手にナイフを持って、街中を歩いていた。
その女性を警察官が取り囲む。
「今だけを見たいんです」
「それは分かったから、ナイフを置いて!」
「未来なんていらないんです!」
後ろに立った警察官が女性を羽交い絞めにする。
そして、その女性は逮捕された。
過去に囚われる事に疲れ未来に希望を見いだせない現代人は、今という時代にしがみつく事しか出来無くなって居るのかも知れない。
某地方テレビ曲「現在を追い求める人達~現代性今代症候群の闇~」より
適当に考えた物を適当に文章にしました。
意味の分からない物になりました。
後悔はしてない、様なしているような。
感想や評価お待ちしています。