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CREATURE  作者: 三月やよい
30/31

29.アンナ

アンナは可愛いけれど「おかん」なイメージです。

いつかメイドさんをテーマに書いてみたい気もしますv

困った。

こんな大げさなドレス姿で日本に帰るわけにもいかない。

美樹が元々着ていた服はどこだろう?

と思ったがもう一度あの屋敷に戻る気になれず・・・

そして廊下で倒れていたメイドたちが持っていた服数点の中に

美樹がきていた服が混ざっていたことなんて京介は知るよしもない。

こんな時は・・・・・。

以前、雇っていたメイド・アンナを思い出す。

魔界の屋敷で身の回りの世話をしてもらっただけでなく、

明治・大正時代の日本では安奈と名乗らせ女中として

人間界にも連れて行ったメイドだったが現在は魔界で

のんびり仕立屋をしながら静かな生活を送っているらしい。

彼女の所にいくとただ一つ心配は・・・

「まあ、京介様!ついに奥方様を連れてきてくださったのですね!!」

ドアを開けるとアンナは大きな瞳を更に大きく見開いて

きらきらとした笑顔で迎えてくれた・・・が、思った通りだよ。

「ちがうんだよ、アンナ聞いてくれ」

やっぱりアンナは激しく誤解している。

予想していたことではあったが。

「全く・・・

 一体いつになったら京介様はアンナを安心させてくれるんですかねぇ・・・

 折角こんな可愛らしいお嬢さんとお知り合いになりましたのに」

やっと聞いてくれる体制になったアンナに詳しく説明すると

さも残念そうに肩を落とした。

アンナは最近、妙に京介の将来を心配している。

頼りない主人への忠告というよりも息子を持った母の気持ちなのだろか?

「まぁ・・・そのウチね・・・」

曖昧な答えをしながら紅茶をすする。

「はぁ・・・・ま、これも縁ですから仕方ないですわね」

完全に適齢期の子供を持った母の意見だ、こりゃ。

あのね、俺、実年齢はイザ知らずただいま大学四年生だから・・

ね、一応。

「じゃあそういったことでしたら、このアンナ。

 助力は惜しみませんわ」

話はいつのまにか軌道修正されており、

数十枚のデザイン画を取り出してきた。

「さ、お好きなデザイン選んでください。お仕立てしますわよ」

さ、選んでくださいって・・・・。

さしてファッションに興味のない男に女性の服を選べってのは結構無謀だ。

え・・と・・・。

これくらいかなぁ、と選んだ服は白く清楚なワンピースだった。

これなら日本を歩いていてもおかしくないし

何より美樹のイメージにぴったりだろう。

「また大人しいデザインを選びますわね・・・

 コレなんてどうですの?」

アンナが指し示した図は・・・その・・・

確かに着てくれたら嬉しいけれども

これ着て町中を普通に歩いているのって日本なのかな?って・・・・

もはや水着の域まで露出した服だ。

これは見たいけれど他の男には見せたくないって違うか。

「いやね、日本に帰るのだし彼女も目が覚めてこんな格好していたら

 ショックだろうし・・」

至極まっとうな意見を述べた。

「まあ・・・

 でしたらこのまま目覚めたら裸の京介様が横にいらっしゃるのは? 

 既成事実から始まる恋もアリですわよ!」

「彼女が聞いたら青くなるような事言わないでくれよ・・アンナ」

疲れがどっと出てくる。

「幸せなんて結果論ですわよ。

 京介様、高貴な血を引いたキメラですし処女ですし

 花嫁として迎えるにあたりなんら遜色ないですわよ?」

さっきまで縁だから仕方ないとか言っていたのにさ。

まぁこんな事を言われるのは初めてではないので

それなりの対処法は心得ていて・・・

一番良いのは黙っていることだった。

「・・・まぁこんな事言っても仕方がないみたいですしね。

 じゃあ採寸させていただきますわ」

やっと終わった・・・。

「あ、運ぶなら手伝おうか?」

そんな発言にアンナはくすくすと笑いながら

「京介様、下級とはいえアンナも悪魔の端くれ。

 華奢なお嬢さん一人ぐらい造作もありませんわよ?」

と言いその言葉通り美樹の身体を軽々と抱きかかえ

隣の部屋へ消えていく。

「覗きたいのならばおっしゃって下さいな、

 ご所望とあらばドア開けておきますから」

なんて余計な(?)言葉まで付けて・・・・

(って見たいけれど見ていいわけナイだろーっ!)

心の中で盛大なツッコミを入れ冷めてしまった紅茶をすする。

こうしてアンナの部屋を訪れるのは久しぶりで・・・

おそらく部屋に入ったのは日本で安奈と名乗っていた頃以来だった。

変わって無いなぁ・・・・アメリカンカントリー調のインテリアは

赤と白のギンガムチェックでまとめられていて

どことなく以前美樹といったオムライス専門店を思い出させた。

まだあの逢瀬から一週間前後しか経っていないのに

何だかもうずっと前のように感じられた。

幾ばくかの時間、ぼんやりと部屋の内装を眺めていると勢いよく開いたドアとともに

「じゃ、わたくしは作業に取りかかりますわ!」

ドレスを脱がせシーツらしき白い布を身体に巻いたのみの美樹を抱き抱えながら

アンナが現れ、京介の座るソファに美樹を寝かせた。

「え?このまま?!」

「ええ、お部屋は十分暖かくしてありますしまたお着替えされるんですもの。

 じゃあわたくしは作業に没頭いたしますから待っていてくださいまし」

確かにあんなドレス着せるのも脱がすのも大変だもんなぁ・・・じゃなかった。

あのね、そういった問題ではなく嫁入り前のお嬢さんを

腕や肩も露わの霰もない姿のまま男と同席させるのはいかがなものかとね・・・・

と反論する間もなくアンナは工房のドアをさっきと同様、

勢いよく閉め京介は取り残されてしまった。

しかし・・・このシーツの下はきっと何も着てないんだよなぁ・・・・

いかんいかん。見ちゃ失礼だし何より目の毒だ。

コツコツコツ、柱時計が規則正しく時を刻む音と

美樹の安らかな寝息だけが部屋に流れた。

手に取った紅茶を飲むでもなくただティーカップを持つだけという

無意味な動作をしてしまう。

「ん・・・」

反射的に目を向けてしまう。

むきだしの白い肩がかすかに動き、唇から甘い声が漏れた。

(うわぁ・・俺にどうしろと!?)

いや、どうもしちゃいかんだろうと極力別の事を頭に思い浮かべる。

(pHメーターの基本原理はファラデーの法則で・・・

 ELISA法を確立する際は抗体濃度を・・・・・・・

 シュレージンガーの猫が・・・古細菌の遺伝子配列相同性は・・・・・)

もう分野なんてお構いなしに頭に浮かぶがままに考えていく。

しかしそう簡単に興味をそらせることなんて出来ない。

「・・京介さん・・」

起きちゃった?と心配になったが相変わらず、

すやすやと肩が規則的に上下していることからそれが寝言だと気付く。

「・・・俺の夢・・・見ているの?」

そっと頬を手の甲で撫でる。

「ごめんね、怖い思いさせちゃって・・・次はちゃんと守るからね」

意識がないと解っているが優しく話しかける。

彼女を京介と関わったせいで色々と怖い目に合わせてしまった。

偶然とは言え京介の不注意で妖獣に殺されてしまい、

今度はキメラになったせいで・・もしくは京介の身近にいたせいで

誘拐されてしまった。

キメラ・・・余計なことにいセイレーンのキメラとして

魔界の邪気に当てられセイレーン化した姿を思い出してしまう。

(あーやっときゃヨカッタのか!?)

いや、いかんだろう。

・・・・・・・いかん。

極上の血が流れているその首筋よりも無防備な唇に目がいってしまう。

(だから意識のない女性を何よこしまな思考の対象にしているんだって・・・)

「・・だめだめ犯罪犯罪」

小さな独り言を自分に言い聞かせるようにつぶやくと

「淫行は親告罪ですから

 お相手の方から同意を頂ければ犯罪にはなりませんわよ」

アンナが手に完成品をかけた姿で二人の後ろに立っていた。

「ああああああんなっ」

「いかにもアンナですわよ?どうなさいました?」

「い・・・いつからそこに?」

「先ほどからですわ」

「そ・・っそんな時は声かけてくれよ・・・」

「あら、御邪魔するほど無粋じゃございませんわ。

 席外しますから続きをどうぞ」

「いや、しませんから」

がっくりとうなだれて答える。

「そうですの?ではお着替えさせますわね。見ます?」

「いえ、見ませんのでお願いします」

「あらだらしのない。下着もサービスで仕立てておきましたから

 良かったら起きて着ている姿を鑑賞してくださいまし」

ウインクしながら美樹を抱え奥の部屋へ消えていくアンナを見送り

「・・・・はぁ」

もう一度大きくうなだれてみた。


何か覚えのある香りがする・・・。

何の香りかしら・・・何か懐かしいような落ち着くような・・・

それが紅茶の香りだと思い当たると美樹は重い瞼を開けた。

「逃げなくちゃ」

呟いた声はうまく口が動かずかすれた音にしかならなかった。

はっっ、ゆっくりと起きあがるとそこに人の気配を感じて息を呑んだ。

「大丈夫ですわよ。もう心配ないですわ、ここは私の家です」

「・・・いえ?」

「そう。貴女のことは京介様がちゃんと助けだしましたのよ」

もう安全よ、聞き覚えはないにしてもアンナの優しい声が

いくらか美樹の警戒心を解いた。

「私・・・」

「目が覚めた?」

アンナの後ろから京介の優しい声がする

「京介さんっ」

あ、岡見さん・・と顔を赤らめながら言い直す姿が愛らしかった。

「こちらはアンナ、美樹さんを・・その・・まさかドレス姿で

 人間界に戻るわけに行かなくて・・・手伝ってもらったんだ」

あ、もちろん着替えとかアンナがやったから安心してね、と慌ててつなげた。

「あ、服・・・・」

ゆっくり身体を起こし、自分の身体を見てさっきの大仰なドレスとは

違ってシンプルなワンピースを確認し・・・可愛い・・・とつぶやいた。

「気に入ってくださいました?アンナの力作ですわよ」

「似合ってると思うよ」

本音だが言葉に出すとちょっと照れくさかった。

「ありがとうございます」

同じくちょっと照れ気味な美樹。

そんな初々しい二人をアンナは気遣って席を外してくれた

(席外してくれてもここで何もしないちゅーねん)

「大丈夫?あの・・・色々・」

色々って何だよ?

自分で言って自分でツッコミいれたくなった。

「はい。大丈夫です」

本人も落ち着いているみたいだし詳しく聞くのは今度にしよう。

下手に恐怖を甦らせるのは賢明とは思えなかった。

「よかった。じゃあ、お茶いま持ってくるから少し休んでもどろっか」

「はい。・・・戻る?そう言えばここってどこですか?」

アンナの家だよ。って冗談言おうとも思ったがきっと

怪訝な顔されてしまうだろうから

「ここは魔界。人間のいる世界とは違う世界だよ。

 そしてここが俺の故郷・・・さっきいたアンナは俺がこっちにいた時に

 お世話になっていた人だよ」

「お世話・・・恋人さんですか?」

どんなお世話なよ!お世話で恋人って・・・(え?考えすぎ?)

「いや、メイドだよ」

「メイド!!すごい・・・映画みたいですねぇ」

「あ・・いや・・・ほら・・・昔だし・・日本じゃないし」

「でもすごいですね・・・メイドさんかぁ・・」

しきりに感心しているが一体何に感心しているのだろうか?

緊迫感にかける気がするが元気ならばいいか、と京介に笑顔が戻った。

「何でしたらメイド服着ます?」

そういって現れたアンナはいつの間にかさっき着ていたアイルランドの

民族衣装にも少し似たアンナの故郷独特のワンピースから、

明治時代に着ていたクラシカルなメイド服に着替えていた。

「アンナ・・・変な遊び教えないように・・・」

彼女はコスプレマニアだった・・・

ま、だから仕立屋なんて職業に就いているのだろうけれどね。

「変とは失礼な。何を深読みなさっているのやら・・・

 コレだから殿方は・・・」

くすくすと含み笑いをするアンナを美樹は不思議そうに眺め

「深読み?」

「あ、あまり気にしないで。竹来さんは」

いかんっこのままここに居るのは危険かもしれない。

着せ替え大好きなアンナが美樹をモデルに色々着せて遊びそうだ・・・

早々に立ち去らなくては・・・・

「あ、この家は結界張って空気を浄化してあるけれどこっちの空気は

 身体に悪いから・・ね。

 そろそろかえろっか。

 人間界は大変な事になっているかもしれないし」

美樹が誘拐されたのは昨日・・・火曜日以前だろう。

メールを見たのが今日・・・水曜日、そして日本では今はおそらく・・・

水曜の夕方くらいだろうか?

ってことは彼女は昨夜、無断外泊を・・・・

(一島桜は何とかしたけれどこっちはどうしよう?

 純情女子大生が無断外泊・・・はぁ・・・

 勘当されないといいんだけれど・・・

 大人数を催眠かぁ・・・・)

美樹をちらりと見て京介は「はぁ」とまたため息をした。

「あのね・・・・竹来さん。

 非常に言いにくい話なんだけれど・・・

 竹来さんが誘拐された曜日って何曜日か覚えている?」

「え・・と、京子とお出かけしている最中だったので・・

 火曜日です」

あちゃーっ・・・

「今日は水曜日なんだよ・・・竹来さん、

 ご家族心配して通報とかしてないかな?」

勘当と通報、どっちも避けたいなぁ・・・

実家暮らしってこういった点は大変だよなぁ

「水曜ですか・・・家族は心配してないと思いますけれど

 京子が・・友達が心配しているかもしれません」

「え?なんで友達?」

「友達の両親が旅行で不在なのでお泊まりする予定だったんです」

・・・・ほっ。

よかったー。

それならば取り敢えず大丈夫?それとも友達も心配して連絡してるかも?

「取り敢えず・・ここからじゃ携帯の電波届かないし・・・

 日本に戻ろうか?」

「あら・・・ゆっくりなさっていけばよろしいのに」

「そうもいかないよ、アンナ。

 人様の大事な娘さんですからね」

こっちに居る間は人間界での時間進行はほとんどないとは言っても

気持ちははやるものだ。

「じゃあ、京介様もお着替えなさりますか?

 現代の日本でタキシードは浮きますわよ?」

流石面倒見が良いアンナは気が利いた。

「ありがとう、俺の服ってある?」

「ありますわよ。もちろん。

 主君のお召し物を仕立てるのも私の仕事のうちでしたからね。

 どうぞあちらの部屋でお好きなのを選んでくださいまし」

「じゃあ竹来さん。ちょっと待っていて」

「はい。紅茶頂いてます」

アンナが淹れてくれたお茶を手にしながらほほえんだ。

(大丈夫そうかな)

「京介様。まだ名字にさん付けで呼んでらっしゃるのですね」

奥の部屋に行くなりアンナはあきれ顔で言った。

「まあね、まだまだオトモダチですから」

「まだ、ってことは今後は頑張るのですね。

 応援いたしますよ・・・そうそう、服の下にも全く傷はなかったですわ。

 精神状態も安定しておりますしおそらく心配はないと思いますわ」

「良かったよ・・・ホント」

目の付け根を指で揉みながら疲れを感じた。

あとはしばらく大人しく生活して魔力が回復するのを待たなきゃ

「・・・京介様。アンナは美樹様よりも京介様が心配ですわ。

 相変わらず血を吸っていないんですね・・・」

「・・・まぁね・・」

「京介様、私が口出しするのは差し出がましいでしょうけれど・・・

 もっとお体をご自愛なさってくださいまし・・・・

 京介様にもしものことがありましたら・・・

 吸血鬼一族全体に影響を及ぼしますのよ・・・

 一人だけのお身体ではないのですから無理だけはなさらないでください」

アンナが苦言を呈するのも無理はない。

今の状態で吸血行為をしないのは自殺行為に近かった。

「ごめん・・・でも俺はやっぱり・・・・まだ・・」

「美樹様はどうなんですの?」

「確かに気になるけれどまだ・・・ね」

差し出された薄い黄色布のシャツに袖を通しながら昔を振り返った。

誰彼かまわずと吸血行為を繰り返していた過去。

そしてそんな行為の無意味さを教えてくれた一人の女性。

端から見たらありがちな話もその当人にとっては「ありがち」ではなく

人生に深く関わる出来事となった。

一国の姫である血筋にも関わらず遊女として生きて行かなくてはならない身上であっても、尚、曲がることなく真っ直ぐだった彼女の黒曜石の瞳が今でも京介の胸を締め付けた。

「・・・言い過ぎましたわ。申し訳ありません。

 でももしも京介様が倒れるようなことありましたら、

 アンナが無理矢理襲ってでも血吸わせますわよ」

「はは・・・男女逆だよ、何だかそれ」

「そうですの?・・・まぁそういうことですから気を付けてくださいね」

二人が美樹のもとに戻った時には彼女はすやすやと寝息を立てていた。

「ふふ・・お疲れみたいですね」

「そりゃあねぇ・・・こっちに居れば時間は進行しないけれど

 彼女の身体にとってはちゃんと時間流れているしね」

「じゃあ京介様。適度に頑張ってくださいまし」

穏やかな笑みは昔のままだ。

栗色の瞳が母のような優しさをたたえていた。

「ありがとう、アンナ。

 また近いウチにくるから」

アンナの家の扉を人間界と繋いだ。

術を使うのを穏やかじゃない心境で見つめるアンナの視線に気付いたが

彼女は敢えて何も言わなかった。

「じゃあ」

アンナ宅に来たときと同じように美樹を抱きかかえ

魔界と人間界のゲートをくぐるとエレベータで下降する時に似た重力を感じた。


次で最後です!!

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