異変〜ここは???〜
1日に書ける量は微々たるものですが、
よろしくお願いします(^-^)/~~
????年?月?日
ー中隊本部ー
大爆発の余韻が残るなか、第三混成中隊の隊員たちは、短い時間の気絶のあと、目を覚まし、車両から出てきた。
「おい、起きろ、大丈夫か?」
いち早く目を覚ました望月二尉が、同じ82式指揮通信車の中にいた島を起こした。
「大丈夫です。何が起きたんでしょう」
「分からん、ただ、予想外の爆発が起たはずなのに、俺たちが生きてる事は確かだ。とにかく外にでてみよう」
島が望月に対して敬語なのは、望月が島の二才年上で、防衛大学校でも先輩だったからだ。望月は防衛大始まって以来の秀才と呼ばれていた。 島は自分の体や、勘で戦っていくタイプなので、正反対の二人なのだが、大学校時代からの親友であった。
その性格から出世は遅れ気味の望月だが、上官が島なら、と今回の副隊長を務めているのである。
外に出てみると、白い防護服を着ている隊員たちがすでに異変に気づき、騒いでいた。
「実験本部が無いぞ!」
「練馬駐屯地の隊舎はどうしたんだ!」
「つうか、道すらないんだけど」
気付いたことを、口々にいっている。
外に出た島と望月もたった2、3秒で有り得ないものをみつけた。
「なんで湖があるんだ?あとその先にあるのって……『城だ!!』」
島と望月が、周りの隊員と同じ反応をしていると、2人を見つけた島小隊の宇喜多一曹と、真中一士、さらに島小隊の紅一点、大塚三曹がなにやら口論しながらやって来た。
「隊長、聞いてくださいよ」
宇喜多がいつもどうりくだけた調子で聞いてきた。
「どうした?」
「歴史オタクの真中が、ここは戦国時代だ。とか言い出したんです」
「どうゆうことだ?真中」
「自分は歴史オタクじゃなく、城に興味がありまして……
それで、あの城は安土城です。間違いありません」
「なるほど…」
「この周りの状況と安土城、いやな予感しかしないんだが……」 ここで大塚が、
「隊長、私たちはどうなってしまうんでしょうか」
女性のつぶらな眼差しはズルい
一瞬ドキッとした島だったが、望月のほうを向くと、
「とりあえず隊員の確認、装備の点検、そして偵察だな。各小隊長、及び班長を、隊員の確認を終えさせた上で集めてくれ」
「了解!」
敬礼しあうと、島は3人を連れて小隊へ、望月は中隊本部員を集め始めた。
その結果、隊員、装備、弾薬ともに異常無しということだった。
この部隊は、中隊本部、4個小銃小隊(島小隊込み)、迫撃砲小隊、戦車小隊、偵察班、特火小隊、航空隊、特殊作戦班、後方支援小隊、施設小隊などからなっている。
指揮通の隣に立てられた天幕では、15人程度の代表者たちが、島一尉を中心に話し合っていた。
「この場に留まり、様子を見るべきだ」
「偵察を送って情報を手に入れるべきだ」
このような意見がでたあと、 とりあえずここにベースキャンプを設営、軽度の陣地とし、警備につく隊員には少量の実弾も持たせることに決定した。
偵察はその後だ。
次回は偵察です。
感想、アドバイス、本当にいただきたいので、よろしくお願いしますf(^_^)
また、登場兵器、戦術その他も全然変更可能なので、
ご要望等ありましたらお願いします(^^)ノシ