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実験用意!〜タイムスリップ前〜


タイムスリップ前の話です。


よろしくお願いします。

ー201X年5月15日ー

陸上自衛隊 宇都宮駐屯地



中央即応連隊隷下で小隊長を務めていた島 大和二尉は、訓練の最中に急用ということで連隊本部に呼ばれていた。


部下たちに早めの上がりを告げると、小隊付きの陸曹で島の右腕である掛井陸曹長と、訓練が早く終わったので興味本位で付いてきた宇喜多一曹とともに司令部へ向かった。


「いきなり急用って何でしょうね?わざわざ訓練中にって事は出撃とか?」


宇喜多がいつもの軽口を叩くが、掛井が


「んなわけないだろ。おい、宇喜多。なんもやらかしてないよな。」


と返すと


「自分ってそんな信頼ないっすか〜?」


などと言うので


「当たり前だっ!!」島と掛井が叫んだ。



宇喜多は、小隊一の問題児で、連隊でも名が通っていた。しかし、島や掛井、小隊の他の面々は訓練では宇喜多が一番追い込んでいることも知っていた。実際に有事になったらこんな男が日本を守るのかもしれない。無論、そんな事起きる事は無いだろうが…



そうこうしているうちに連隊長室の前に着いた。


ノックをして、



「失礼します!島ニ尉、掛井曹長入ります。」



宇喜多を一人待たせ、中に入った。もちろん聞き耳を立てているのだろうが…



緊急の呼び出しということで、何を言われても冷静さを失うつもりはなかったが、二人は絶句してしまった。いや、三人か。簡単にいうと、



・地震やテロで原発が狙われるかも知れない。

↓↓

・自衛隊の装備品が軽度の放射能に耐えられるか調べたい

↓↓

・各部隊から部隊を選抜

↓↓

・島の小隊が選ばれた


ということだ。


さらに、連隊長が言うには、


「島の階級を臨時に一つ上げ、臨時の中隊長とするそうだ。」


普段の自衛隊の組織からは考えられない事だが、島たちには心当たりが無いわけではなかった。



一月前に行われた小隊単位で行われた実戦演習で、島率いる小隊は圧倒的な強さで勝利を収めたのだ。



島が宇喜多一曹や、掛井陸曹長といった優秀であるが扱いにくい隊員を適切に指揮した結果であった。

島小隊は翌日、小隊全員で実験の行われる練馬駐屯地へ向かった。




「何ですか、この量。」



この部隊で武器弾薬の管理を担当する峯岸三尉が、中隊本部のテントで思わず声を上げた。


この部隊では、実験後に実弾を使って模擬戦を行う予定だったので、ある程度の実弾を装備して実験をするとは聞いていたが…明らかに常識外れであった。


実は、この実験の総括をしていた某ニ佐の単なる発注ミスであったのである。末尾に0を一つ多く付けていたのであった。


この実験自体が特殊であったので、不思議がる者はいても指摘する者はいなかった。



結果的に、この実弾の量がこの第三混成中隊の未来を左右する事になるのである。

混成中隊というだけに、富士教導団から戦車小隊、第一ヘリコプター団からヘリ四機、施設団から施設一個小隊、海自から分遣隊四名、その他にも若干名を加え、実験は開始された。



…そして彼等は旅立ったのである。


次回からいよいよ戦国のスタートです。


学生なので文章力、量ともに少ないですがよろしくお願いしますm(_ _)m



感想、要望、アドバイスなど頂ければ書くやる気、スピードもどんどん上がると思うのでよろしくお願いしますf(^_^)

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