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彩火の影

作者:平 修
朝霧の中、少女は火を起こす。
村の炉で打たれるのは、誰かを守るための刀。
茜色に脈打つ不思議な石は、その願いに応えるように燃えた。
けれど“守る”ことは、時に“壊す”ことと隣り合わせで──。
和の世界で紡がれる、ひとひらの祈りと約束の物語。
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