【閲覧注意】山崎とメル
胸糞です。読まなくても本編に関係ありません。
「私、人生で一度だけネットで炎上したことあるの」
「へー…メルも結構過激派なんだ」
「山崎くんじゃないんだから違うよ」
「ははっ…なんだよ。何てつぶやいたの?」
「…」
「メル…?」
「…ごめん。山崎くん…そういうつもりじゃ…」
「いまティッシュ持ってくるから。メルはここで待ってて…」
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「落ち着いた?」
「…うん。ごめんね…変な気使わせちゃって」
「無理に聞くつもりはないから安心してよ」
「山崎くんはさ、●●●●●●●って漫画知ってる?」
「あぁ〜うん…まぁ…あれだよね?小学生の女の子にそのアレする漫画…」
「あの作品で模倣犯でたのも知ってる?」
「まぁ一応。でもさ、アレのせいで犯罪が起きたというのは乱暴なこじつけだと思うよ。ヤルやつはヤルんだよ。表現の自由の束縛だよ。ホラー映画に影響されて殺人した事件でもなんか色々言われてたよね」
「その事件の被害者は私だよ」
「え…そうなの」
「私なの」
「それは…」
「ごめん。困らせるために言ったわけじゃないの!!炎上した話をしたくてね。高校3年生の時にねSNSでつぶやいたの!!『少年少女をレイプする作品が当たり前のようにネットで読める日本は死んだほうがいい』って」
「それは…過激だね」
「でしょ。分かってる。でも言いたかったの。小さなアカウントに…そしたら燃えた燃えた。作者に謝れ、表現の自由を取り締まるな、あの作品に救われた読者はたくさんいる…」
「まぁそうだろうね…」
「そう思うの?山崎くん意外だな。そっちか。」
「いや…ごめんだけど」
「すぐにアカウントは消したよ…。でも後悔してるんだ。あの時最後にこう呟けば良かった…って」
「なに?」
『私はその事件の被害者だけど、私の目の前で同じことが言える?』って…
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「メル…少し休んだほうがいいよ。今は疲れてるみたいだし」
「あぁでも脚本書き上げたい気もするなー」
「大丈夫。脚本の方はゆっくりでいい。まだ時間はあるんだし」
「そんなことないよ。大会終わって皆の熱があるうちに書いた方がいいの!」
「でも、今日は休んだほうがいい。ほらこれ飲んで」
「ええ…まぁ…ありがとう」
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「…え、なに?山崎くん?痛い…重い…なに?
「ねぇ…メル。あの話聞いて俺どう思ったと思う」
「なに…頭…いたい。これ何?ウソ…」
「だから君はレイプされるんだよ!」
「やめて…やめてください」
「やめてじゃないよメル。またレイプされちゃってるよ?」
「や、山崎くん…」
「レイプされた昔話して同情得られると思った。バーカ!!むしろ誘っただろコレ」
「違う…違う!」
「レイプじゃないよなメル?これでレイプされたら君は小学生の時もレイプされて大学生になってもレイプされる馬鹿マンコになっちゃうもんな。警察になんて行けないよな!!」
「…」
「おいなんだよメル…」
「へ…はっ….ははは」
「あ、メルちゃん楽しくなったちゃった?!ハハハハハ!!!!僕も楽しいよメル!!」
「「わはははははははは!!!!!!!!」」
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小学生の時にレイプされた。犯人は実刑7年。私が大学生の頃にはもう社会に戻った。
大学生の時は、心開いた男にレイプされた過去を話したら、それを弱みにセックスさせられた。された?違う。大学の時はしたんだ。レイプはされていない。
私は一生搾取される人生で、誰からも対等に扱ってもらえない人生なんだ。
コオリ…あなたばっかりずるいよ。あなたばっかり…。私は貴方になりたかった…。
性被害のカミングアウトはとってもリスキー




