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異世界エンジョイライフ  作者: ○
旅立ち
3/42

盗賊を捕まえろ!

あらすじ

なんか盗賊を捕まえることになった。

「じゃあどうする作戦」


「わたしが突っ込んでボコボコにする」


「脳筋!」


 作戦会議をしてみたがかたや素人、かたや新人冒険者。

 さすがに無理がある。

 でもソニアは腕に覚えがあるようで、確かに剣の腕は素人のおれでも中々のものに見える。

 対しておれは…



「そのクソみたいな炎だけ?」


「一応それなりに鍛えてはいるぞ!見てみろこの腹筋」


「はぁ…」


 ちっちゃな火と常識内くらいの身体能力しか持っていない。


「なにか武器は使えないの?」


「木の棒とか?」



 とりあえずソニアに突っ込ませることにした。

 おれは後ろから応援。完璧な布陣だね。


「あなたと組まなければよかった…」


「ちなみにその盗賊連中どうやって探すんだ?」


「盗賊って商人の馬車とか狙うじゃない?だから馬車を借りておびき寄せるわ」


 なるほど、悪くない。


「でも馬車なんか借りれるだけの金あるの?」


「わたし、田舎は田舎でも割と良い出だからお金はあるの」


 どおりで昨日泊まった(泊まらせてもらった)宿が豪華だったわけだ。二部屋も借りてたし。



「じゃ出発!」






 ここトミノ平原はスティラ内でもかなり広い場所で、野生動物や魔物、それこそ野盗なんかがうようよしている。

 危険ではあるが、ちゃんと準備をした冒険者パーティーなら余裕というぐらいだ。



「パカラッパカラッパカラッパカラッ」


「その口で効果音言うやつやめろ。鬱陶しい」


「はい…」


 怒られちゃった。


 現在平原に出て一時間というところだろうか。

 今のところ何も起きていない。


 パカラッパカラッパカラッパカラッ


「地の文でもダメだぞ」


「テレパシー?」


「あら?」


 ふとソニアが声を上げる。


「馬車よ」


 商人だろうか。向かい側から馬車が向かってくる。



「…いや、違う!」


「え?」


 明らかに乗ってるやつがイカつい。


「野郎共!カモが来たぞぉぉぉ!」


「盗賊だ!」


「引きつけるわ!」


 二台の馬車が交差する。


「おらァ!」


 激しい衝撃が響く!

 ぶつかられたのか?


 しかし___


「あ?」


 盗賊の馬と荷台が切り離されていた。

 あいつが連結部分を切断したのか。つよ。


 そのままソニアは荷台を飛び降り、斬りかかって行った。


  なんとか馬車を停止させたおれは見守ることにした。(我ながら情けない)

 …すごいなあいつ。想像の3倍くらい強い。

 10人はいたであろう盗賊がバッタバッタと倒れていく。



「ふう」


 全員を打ちのめしたソニアは縄を取り出し、盗賊達を縛ろうとしていた。

 だが___


 !

 倒れていたはずの一人が起き上がった。

 死んだふりをしていたのだ。


「まずい!」


 やつは手に持っているナイフで彼女を突き刺そうと走り出した。

 ソニアは油断していて気づいていない。


「ソニア!後ろだ!」


「え?なに?」


 間に合わない!




 そのまま彼女に凶刃が迫り___

見てくださってありがとうございます!

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