凱旋
あらすじ
巨大なトカゲを倒した。
という訳で、巣穴塞ぎました。イェイ。
割とデカい爆発だったみたいで地上に出たら結構怒られた。けど、ちゃんと依頼はこなしたので『…まぁ、許すか』みたいな雰囲気になったので助かった。
んで、その日は宴会に。
「おいしいねこれ。クリーミーでなおかつ香ばしい。何を焼いたやつなんだ?」
「あぁ、それは『パフュヌェーヌ』だね」
「パ…え?」
もう何も考えないことにした。
「オラァ!」
「腕がぁぁぁ!?」
「勝者、ソニア!」
「すげー…50連勝かよ…」
街の人がみんな集まっているとのことで、わたしが腕相撲大会をしようと提案するとみんな快く引き受けてくれた。
しかし、雑魚ばかりだったので失望した。
「なっさけないわねぇ。オー=カワラの男は玉無しなのかしらぁ!?」
「強い男はいないかもだけどねぇ、強い女はいるよ!」
「あんたは!?」
あの冒険者組合のナイスバルクな女性だった。
「いざ!」「尋常に!」
「「勝負!!」」
「いや〜久々に気持ちよ〜く呑める酒じゃ」
街中で皆が楽しそうにどんちゃん騒ぎ。もはやそれだけで酒のツマミになる。
これを見ているだけで今日がんばったことや、10年前のあのことすら少し誇らしげに思ってしまう自分がいる。
少し、罪悪感を感じてしまう。
「いかんな、1人なのに感傷的になるなど」
はは、酒がうまい。
「コラ、そこのお嬢さん。未成年飲酒はだめだぞ」
…
「わしはもう28歳じゃ」
「証明できるものはあるかい?」
やっべ。魔法免許証宿に置いてきたままだ。
「…今、持ってないですね…」
「ちょっと付いてきてもらえるかな?」
その後、ダイゴに誤解を解いてもらった。
見てくださってありがとうございます!