番外編:枕投げワールズエンド
あらすじ
枕投げよ!!!!!!!!
「みんなが待ちに待っていた枕投げの時間よ!」
「待ってないが」
キシリカがすげぇ嫌そうな顔してる。
「あのーソニアさん…寝た方がいいんじゃない?疲れてるでしょう?それに夜更かしは美容の敵って言うよ?」
「それセクハラよ」
この世界にもハラスメントあるんだ!?
「ルールはカンタン!枕で戦う!以上!」
「異常だよ?」
それルール説明になってなくない?IQ5?
「みんな枕は持ったわね」
「「はい」」
「じゃあ枕を通じて親睦を深めましょう!」
なんか誤解されるような言い方!
「スタート!」
まぁいいや。ここは適当にやられたふりしてさっさと離脱…
ドゴォ!
「…へ?」
枕がおれの股の間をすり抜けた!?しかもなんだあの音!?当たったら男として死んでたぞ!?
「か、加減しろよ!」
「加減なんてしたら何かしらの神に不誠実でしょうが!」
こいつ、ヤバい!抵抗しなきゃ殺られる!
「わしはねるぞい」
「寝させないわよ」
キシリカが部屋を出ようとノブに手をかけようとした瞬間ノブがひん曲がった。
「…は?」
枕ってそんな攻撃力あったっけ?
「ちっ!」
キシリカが枕を投げるがそれをキャッチし、キシリカが投げた勢いに自分の力を上乗せするように、いわばハンマー投げだ。その要領でソニアはキシリカに枕を投げ返した。
「ぐえーっ!」
キシリカの顔面にクリティカルヒット!
スピード、パワー、枕を回収する速さ、全てにおいて隙がない。
しかも最強格だと思っていたキシリカも枕投げにおいてはソニアの足元に及ばない!
どうする?どうすれば勝てる?
そもそもこれ本当に枕投げ?
その時、部屋のドアが開き、誰か入ってきた。
「うっせーんだよテメーら!何時だと思ってんだ!」
「と、隣の部屋のおっさん!」
「ドスンドスンとよォ!砲弾でも撃ってんのか!!」
砲弾て。
「次やったら警察呼ぶからな!」
「はい…」
バタン!
結局、枕投げ大会は隣のおっさんが優勝と言う結果になった(なんで?)。
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