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面接……カールディグスの場合

カールディグスはロイノビに聞かれたあとダギル学園長に意外な質問をされて……。

 次はカールディグスの番だ。……――既にカールディグスは席に着き面接を受けている。

 ロイノビはルミカとメイミルと同じようなことを聞いた。


「……――ここまではいいでしょう。それで、貴方の真の目的は違いますよね。ここに書かれていることとは?」

「それは……以前、話したように婚約者であるハルリアのことが心配です。それは事実……ですが、書類に記載したことも本当のこと」

「なるほど……教師をしたい、そして……自分を磨きたいと」


 そうロイノビに問われカールディグスは頷く。


「はい、もしハルリアが試験に落ちたとしても……教師になりたいです」

「うむ、良い心がけだが。そうなると兵団第一部隊の副隊長の座を失うことになるぞ」


 そうダギル学園長は問いかける。


「分かっています。それでも……」

「そうか……質問を変えよう。他に聞きたいことがあるのでな」


 ダギル学園長は一呼吸おき再び口を開いた。


「ルビアと云う姓は、隣国のライラルズに多い……それも貴族にな」

「それは……その通りです。父親は確かに貴族でしたが、こちらに……」


 ダギル学園長にそう問われカールディグスはそう言い俯く。


「という事は、自国と身分を捨てこっちにか。そこまでするからには、色々あったようだな」

「そうみたいです。父が母と結婚した時には、既にこの町に居ましたので」

「居た……という事は、本当の父親じゃないってことか?」


 そうダギル学園長が聞くとカールディグスは頷いた。


「そうなります。母は、父と出逢う前に……既に私を」

「なるほどな。それで、自分の父親が誰か知っておるのか?」

「……それを、なぜここで話さねばならないのでしょうか? もし知っていたら、どうなると……」


 そう言いカールディグスは、ダギル学園長を睨んだ。


「いや、言いたくないのであれば良い。だが、その様子では知っているようだな」

「ええ……勿論です。だけど、既に会っていますので……。それ以上、望むつもりはありません」

「そうか……まあいいだろう。ロイノビ、あと聞きたいことはあるか?」


 そうダギル学園長が問いかけるとロイノビは、首を横に振る。


「では、一週間後に生徒との方と一緒に外の掲示板に結果を張りますので」


 そうロイノビが言う。


「分かりました。よろしくお願いします」


 そう言いカールディグスは席を立った。その後、一礼をすると扉の方へ歩き始める。


(……本当の父親ねぇ。まぁ……どうなんだろう。ははは……)


 そう思いカールディグスは苦笑した。

 一方ダギル学園長は、カールディグスをみている。


(……うむ、まさかな。もしそうだとして、アイツが……知っていて傍におくか? それはないな。だが……似ていなくもないか、若い頃のアイツにな)


 そう思考を巡らせながらダギル学園長は、カールディグスが扉を開け廊下に出るまでみていたのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『( >д<)、;'.・ヘクチッ……うむ、誰かオレの噂してるのか?』…byハルリオン


『それはないと思いますが。随分と可愛いクシャミですね( ´艸`)……』…byルミカ


『ん? なんか知らんが、この体になってから……変なクシャミをするようになった』…byハルリオン


『変? いえ、凄く可愛いですよ!』…byルミカ


『イヤ…(-ω-;)可愛いって、言われたくねぇ……』…byハルリオン


と、いう事でいい……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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