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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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 今回の作戦には切り札があった。先日契約した成獣フェンリルのシルベストさんに加勢をお願いすることだった。


 相手が怪獣ならば、それに対抗できるのはやはり怪獣クラスの化物と相場は決まっている。


 怪獣っぽいこちらの手札と言えば最近飛竜に進化したビードラだが、全長20メートルほどしかなく、ちょっとサイズが足りない気がする。飛べるとはいえ状態異常の耐性が完全というわけでもないので、今回の敵を単独撃破するのは難しそうだ。


 シルベストさんも300メートルの怪獣を相手どるにはややサイズが小ぶりだが、そこは伝説の神獣パワーがあれば、いい勝負になるのではないかと踏んだわけである。


 テイムホテルの中がよほど心地よかったのか、眠っていたシルベストさんを呼び起こす俺。


 花粉症もちのシルベストさんは、相手がパニックワームの親玉怪獣パニックヒュドラワームだと知るとそっぽを向いて難色を示した。そりゃあんなもんにかじりついたら、花粉症が酷くなるどころの騒ぎじゃないだろうからな。


 それでもやってもらわないと、どうすれば……。アッシュならこういう時お肉をあげれば喜んでついてくるんだけど。


 無理だろうなと思いつつ、ダメもとで討伐報酬として「俺が経営する農園で育てた最高級牛の希少部位シャトーブリアン一週間分を提供します」と言ってみたところ、「なんだと!?」とシルベストさんが鼻息荒く俄然やる気を出してくれた。


 北門の塀上に登るとまだあの仮称キング〇ドラ×3とはまだ距離があった。とはいえ先行しているジュノ達があの化物を討伐できるとは到底思えず、門を突破されるのも時間の問題だ。

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