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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-499

 俺たちが戦った場所は城からほど近くの商業区。


 商業区でパニックワームを討ち取った後、段々と明るみになったのは目を覆いたくなるような惨状だった。

 マルゴたちのような職人らが働く工業区、閑静な住宅街が立ち並ぶ住宅地区でもパニックワームが複数体出現し人々を襲った。


 あとから駆けつけてくれたジュノやホワイトさんたち、ターニャ&アッシュ、領軍が総出で事態の収拾に当たったが被害が出てしまった。


 パニックワームに丸呑みされ、酸でドロドロに溶かされた人や家畜、パニックブレスを吸い込み発狂して未だ正気に戻れない人々が次々とキシュウ先生の病院に担ぎ込まれた。


 さらにはレスタから駅経由でバイエルン様からの急使がやってきて、レスタも似たような状況になっていることを伝えてきた。


 誰がどのようにしてモンスターを町に放ったのかわからないが、二つの町で同時に起こったということは、瞬間移動装置ワープポータルが今回の事件で使われた可能性が高かった。


 事件の原因究明がされるまで、瞬間移動装置ワープポータルの一般利用を一時休止した。


 レスタ、イトシノユリナの市民もお互い疑心暗鬼になっているようで、せっかく市民間の交流が活発となり景気がよくなってきていたところに、どこの誰だか知らないが盛大に冷や水をぶっかけてくれたものだ。


 とりあえず今すぐレスタで医者が必要なので、キシュウ先生のところに学びにきていた医者と医者の卵たちにはしっかりと身元確認のうえ瞬間移動装置ワープポータルを使ってレスタに送り届けた。


 その他大勢のイトシノユリナに来ていて帰れなくなっている人たちには、とりあえず宿屋を解放し身元確認が済むまで待機してもらうことにした。(身元確認が済めば駅からレスタに返す予定)


 さて、これから原因を探らないといけないのだけど、何から手をつければ良いのやら。


 今回の緊急事態でなし崩し的に領軍の捜査チームに復帰したジュノ、頭脳派のホワイトさんらとともに、俺は事件現場にもう一度立ち返ることにした。

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