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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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 聖都ゼリアまでの道中、雪の色に擬態し木の上に潜んだくだんのカメレオンモンスター「メレメレ」の奇襲を受けたり、吹雪ブリザードが吹き荒れたりと中々に過酷を極めた。



 メレメレは戦闘経験のあるバルザックさんと敵意を見抜くスキルもちのアッシュのおかげで倒すことができた。


 隠遁粉ハイディングパウダーの材料はありがたくいただくことにし、偶然見つけた巣から卵を得ることができた。


 これにはモンスターエッグコレクターのホワイトさんのテンションが上がりまくっていた。



 そして今、俺たちを激しいブリザードが襲っていた。


 対策には精霊樹の枝を変形させてツリーハウスを作ることもできたけど、それでは目立ちすぎてしまうのでNG。


 普通に旅人たちが使っているテントを張ってやり過ごすしかなく、一歩間違えれば凍死しかねないほどの寒さだ。



 テントの中で、属性付与した水筒の魔道具アイデア商品「湧き水くんβ」と「ポカポカくんα」を使って、ホットティーやホットワインを作ってなんとか凌いでいた。



 そんな中でも一緒にテントで毛布を被っていたホワイトさんは、ランタンの灯りを頼りに鬼の形相でメレメレの卵を傍らに図鑑を読み漁っていた。



 何かに熱中するって、素敵だな。



 轟轟と鳴る吹雪の中でのビバーク中、俺は特にすることもなくアッシュと一緒にうつらうつらしていた。


 すると俺の耳に突然、「キターーー!!!」というホワイトさんの絶叫が飛び込んできた。



 俺の耳がキーンいってる。俺の足元で眠っていたアッシュもビックリしてガルガルいってる。



 同じテントにいた全員が迷惑そうな視線を向ける中、メレメレの卵を持ったホワイトさんが俺を期待に満ちた目で見ていた。



 なんですか……?

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