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k-41

 16:30

 俺とアッシュは小屋に着いた。


 ロシナンテを厩に繋ぎ、水と飼料をやる。


 アッシュは初めての町ではしゃぎ過ぎて疲れたのか、小屋の中の俺の布団で丸くなっている。


 適当に飯を食った俺は、アッシュと一緒に鍛冶小屋に入る。


 まず、マーマンの鱗の説明にあった水属性とは何か。


 RPG的には、火攻撃をレジストしたりとか、そういう用途に用いられていたが。


 とりあえず、保留して、俺は水魔の粉末を掻き集め、袋に入れ保管場所に収納する。


 その次に仕入れてあった貴鉄、アッシュウルフの牙、石炭を一緒に炉で熱する。


 そして真っ赤になった金属を金槌で叩き、ショートソードを作成する。



 カン カン カン ジュワー



 柄を付けてショートソードが完成する。


 鑑定してみると【ウルヴァリンソード:狼鉄製の剣。貴鉄を強化した硬度】と出た。


 どうやらアッシュウルフの牙は、鉱物を一段階強化する効果があるらしい。


 俺はふと思い立つ。そういえば、火属性の付与をした際、研磨剤を使ったよなと。


 じゃあ、コカトリスの石化属性、マーマンの水属性も同じなんじゃないかと。


 まず、在庫の多い、マーマンの鱗を粉にしたものと研磨剤を混ぜて、ひと舐めした後、鑑定してみる。【水魔の粉:水属性を付与する効能あり】と出る。


 さらに俺はものの試しとばかりに火炎石を砕いて、水魔の粉に混ぜた上、ひと舐めし鑑定をしてみる。下にビリビリした感覚があった。


 【雷魔の粉:雷属性を付与する効能あり】と出た。


 なるほど、水属性と火属性を合わせると雷属性になるのか。



『個体名:奥田圭吾はスキル、錬金術Lv3を取得しました』



 俺はこの雷魔の粉でウルヴァリンソードを研磨してみることにする。



 シャッシャッシャッシャッ



 研磨すること15分、ウルヴァリンソードの刀身が黄色く発光、帯電し始める。


 試しに鑑定してみると【ウルヴァリンサンダーソード:雷属性をもつ狼鉄製の剣。貴鉄を強化した硬度】と出た。



『個体名:奥田圭吾は鍛冶Lv4を取得しました。器用さ23→24』



 出来上がった剣で木材で試し切りをしてみたら、切り口がバリバリっと放電し発火した。


 切れ味も、今までの銑鉄製のものより数段良かった。俺は、ウルヴァリンサンダーソードをメインウェポンにすることにした。




 20:00

 俺は、寝酒にエールを飲んだ後、アッシュと一緒に眠りについたのだった。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] ウルヴァリンはクズリというイタチの仲間だそうです、狼とはなんの関係も無いですのでウルヴァリンソードが出来るのは違和感があります。
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