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k-19

 12:30

 小屋に帰ると、サラサと知らない戦士風の男がいた。


 俺は「コンニチハ」と挨拶した。俺は戦士風の男に、俺の名前は「ケイゴオクダ」であると伝えた。戦士風の男は「自分はジュノである」、と教えてくれた。


 それから、サラサがお土産にもってきた茶葉で、お茶を入れることにした。


 お礼に、丁度昼食時だったので、干し肉と卵を使ったベーコンエッグっぽいものを作って、パンと一緒に出してあげた。


 なお、俺は簡単な木のテーブルを空いた時間で作りあげていた。


 小屋にはノコギリ、釘、トンカチ。そして適当な木材があったので、日曜大工よろしく、作成していた。


 そのテーブルを囲む形で、切り株を用いた簡易椅子を三つ並べ、お茶を飲みながら話をした。


 ジェスチャーで理解したところによると、どうやら、俺に町に移り住まないかと言っているようだ。


 俺は人ごみが嫌いで、田舎の一人暮らしをするような男である。しかも言葉の通じないような土地で、町の『しがらみ』の中で生きるなど、まっぴらである。


 当然、「ノー」と現地の言葉で返事をする。


 なお、ジュノはサラサの護衛役であり、今回はサラサの身の安全のため、依頼を受けて付いて来たとのこと。


 サラサはジュノが背負ってきたショイコを指差し、ついでに買取をするということだったので、俺は、解体したジャイアントバットの羽、牙、毒袋、魔核を取り出しテーブルに並べた。


 ついでにスライムから採集した粘液と魔核10個。ガドル毒草とバドル毒草。


 薬草類は、ポーションにした方が利益があがること、また錬金術スキルのレベル上げにもなると思われることから、売却は見送った。


 サラサから、ハーブ鶏の卵を要求されたので、小屋からとってきて、5個をテーブルにコトリと置いた。


 ジャイアントバットの素材は討伐の証である羽を除いて金貨1枚、銀貨5枚。スライムの粘液と魔核は銀貨4枚、ガドル毒草とバドル毒草は合計、銀貨4枚で買い取ってもらえた。


 ハーブ鶏の卵は効能や味、保存性能が通常のものとは違うとのことで、前回は10個で銀貨2枚だったが、今回は5個で銀貨6枚になるとのことだった。


 金貨2枚、銀貨9枚と交換することができた。


 ジュノのショイコの中には、色々と商品が入っており、カチカチの黒パン、水、ミランの果実酒、シカの干し肉、ニンニクが入っており、生活に必要そうなものを持って来てくれたようだった。


 これらを俺は、銀貨3枚で譲ってもらった。


 取引を終えた俺は、鳴子用に糸がほしい旨サラサに伝えた。糸はマジックボードに書いて、何とか伝えることができたと思う。


 そうして、サラサとジュノは町へと帰って行った。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 みなさんこんにちは! ここまでお読みいただきありがとうございます。


 ということで、サラサと貿易、そして新キャラのジュノ登場でした。実はジュノはこの物語の冒頭に出てきてたりします。(冒頭の剣士がそれ)


 しがらみが嫌いだと言って町に住むのを拒む主人公。


 あえて人のいない田舎で生活するような男なので、人とはつるまない、というサブタイトル通りの行動になります。


 作者のモチベになりますので本作が気に入ったら、評価、お気に入り登録、応援コメントよろしくお願いします。

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