k-120
翌朝、昨晩飲んだサラサからもらった酒の質が良かったおかげか、気持ちよく目覚めることができた。
俺は、冷たい水でパシャパシャと顔を洗った後、ハーブティをいれ一息つく。
鶏や馬の世話をしてから鍛錬を行う。今日からライトの魔法も鍛錬に取り入れていく。
俺は使いながら。威力が上がれば、目つぶしに使えそうだなと思った。
朝食は牛の干し肉を使った目玉焼きにパン。飲み物はハーブティをいれなおす。
アッシュにも牛の干し肉をやる。
午前中は畑仕事と薪割りをして過ごす。
……
薪割りをしていると、ジュノが馬に乗ってやってきた。
何やらジェスチャーで『女』、『飲む』と表現してきた。クラブかスナックのようなところに誘われているのだろうか?
俺は「了解した」と返事をする。
クラブやスナックには、ビジネスではよく行っていたし、プライベートでも行っていた。
アイデアが煮詰まったときに、行きつけのクラブで静かに飲んで考えごとをするということはよくあった。
飲食店にアッシュは連れて行けないな。
一人で小屋に置いていくのも可哀想だし。
どうしたものかと考えていると、ジュノは「夜迎えに来る」とだけ紙に書いて俺に手渡し、町へと帰っていった
全く、なんだというのだ。俺は薪割りを終わらせ、昼食を食べる。
それから、ファイアダガーとウォーターダガーの製作に没頭することにしたのだった。