出発
「んあ?ここどこだ?」
「お、気が付いたみたいです。何があったか覚えてる?幽鬼。」
「………。あー思い出したわ。すまんな、いつも世話かけちまって。」
「いやいや、困った時はお互い様って何回も言ったろ?」
「ああ、ありがとよ。感謝してる。で、今はどうゆう状況?」
「ん。結局俺らは学園行きでーす。これからその説明受けるよ。ちゃんと聞いとけよ?」
「……。フッ、理解!!」
「「「(((うわーすっごく不安だなぁ)))」」」
「んだよその目は…大丈夫だってのに。」
「…では説明を始めますね。まずこの台の上に立って下さい。付き添いは付いていけません。つまりアメリアさんとは此処で一旦お別れですね。」
「はぁ、そうですか。」「あっそう。」
「(意外と淡白な反応!?)」
「その後は学園のある場所に転移します。詳しくは向こうで聞いてください。話は通っております。」
「分かりました、ありがとうございます。」
台の上に乗った。存外ザラザラしていた。
「では早速。」
「はい、短い間ですがお世話になりました。ありがとうございました!」
「あざした。」
「はい、また何処かで。」
「卒業したらまた来てください。向こうでも頑張ってください。では!」
その瞬間綺麗な音と共に、幽鬼達の姿は消えた。
「………アッ!」
「どうしました?」
「まだこの世界の説明してませんでした!どうしましょう〜(>_<)」
「え?説明聞いてないんですか!?」
「うちの上司が説明してなかったんですよ〜(>_<)。困るんですよ、私に尻拭いさせてばっかりで!
あんなのが《創》、《破》、《虚無》、《遊戯》を司ってる神とは思いたくありません!」
「ずいぶん酷い事言うねぇ。」
「だって仕方ないじゃないですか!あんな人これくらい言われないt…え?」
いつの間にか背の低い男の子?のような子がいた。
「で、なんだい?」
「……………た。」
「ん〜?よく聞こえなーいw」
「すいませんでした(滲みでる怒り)」
「良く出来ました〜( ̄▽ ̄)」
「っこんの人はっ。」
「そこまでにしてあげてくださいよ、ROZUさん。」
「あはは(^◇^)、ごめんて。」
「なんで説明もせずにこっちに送って来たんですか!?」
「そりゃ両方『並』じゃないからだよ。」
「「?」」
「まぁまだ知らなくて良いよ。
いずれ分かる、これからが楽しみだ。」
そういって彼はニヤニヤした顔を何もない所に向けて言った。
「そう思わないかい?なぁ、ROSE?」