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機械

「…………いやいやいや、ちょっと待ってください。俺たちは確かにまだ15ですけど、そこまで歳は離れてないはずですよね………?」


おい爽太。女性にそんなこと聞いても大丈夫かよ…と思ったがこいつはイケメンなんだ。どうせ許されるだろ。


「………………(フイッ)。」


「あっ(察し)」


「「「………………。」」」


あれ?でもちょっと待てよ。この人見た目全然若いぞ……?背もそこまで高くはないし……。


詮索(せんさく)とか推測とかしないでください///…。」


「そうですか……。」


これで20代とかだったら発狂もんだろ。


「………あの〜……結局どうします?こちらとしても対策を考えようにもご本人の希望もないままお薦めできることなんてそう多くありませんし………。」



……。


え?ヒモ生活になるんちゃう?

そう考えた瞬間俺は反射的に爽太の方をみる。


爽太と俺の目があった。爽太は多分俺の考えている事を悟ったらしい。物凄い勢いで首を横に振り始めた。



静寂。


「どうしましょうこれから⁉︎私貧乏ですし、ましてや15歳二人を抱えて生活なんて無理ですよ(キレ気味)!」


「「なんかすんません(すいません)」」


「別にあなた方は悪くないですよ⁉︎悪いのは全部あの上司のせいですから!もおおおおおおおあの人(?)はああ!」


すげぇ不満を持ってるんだろうな…。


「あの……学園とか行かなくてもいいんですか?冒険者は四年後になれますから…。」


「はっ!その案を忘れてました!そうしましょう!寮に入って貰えれば私も楽ですから!ナイスですカリンさん!」


あっ、これルート確定したかな?てかなんだ学園って。やっぱテンプレかな?


「ちょいちょい、説明を要求。」


「あぁ、学園というのはですね。この国でいうグラン・レール学園のことを指します。基本貴族も平民も平等になってはいますが身分差差別もたまにあるようです。ですが、成績を残していけば貴族になれる可能性もあります。ここで3年間学習してまたここに来て冒険者登録するも良し、そのまま別の職業に就くも良し。どうでしょう?行ってみませんか?」


「どうせ俺らに決定権ないでそ。ならもうそれで良いぜ。異論なーし。」

「それに関しては僕も同じかな。それにこっちの学校もちょっと楽しみだし。」


「ではこの先にポテンシャルの測定を始めます。アメリアさんはここで待っていてください。ではお二方。付いてきてください。」


そういって受付嬢(カリン)さんは奥の部屋へと移動を始めた。そういや名前聞いてなかったな、と思っていると、


「遅れて申し訳ございません。私の名前はカリンと言います。宜しくお願いします。」


「こちらこそ宜しくお願いします。」「うい〜。よろしく…。」


「ではこの先へ。」


と、案内された部屋には水晶やらモニターやら心電図?に似た様な装置がわんさか置いてあった。


「何や急に電子系出てくるやん。」


「なんというか近未来的だね……。」


まさか異世界でゴリゴリの機械系を見ることになるとは思いもしていなかった二人であった。


「では、軽く説明から入りますね。これは26人目の転移者様が作られた物の一つで、『オーブ』と言います。この水晶には異常な量の付与魔法がかけられており、その中には【不壊】という物があります。この効果は文字通りの効果がありますので壊れる心配はありません。魔力量についてですが数値化されて出てきます。そしてその人のスキル、ユニークスキル、ジョブ、称号が表記されたプレートが構築されていきます。スキル、ユニークスキル、ジョブ、称号の詳細はまた後ほどお伝えします。」


(魔力の量の平均〜 一般人は100、宮廷魔術師で500、魔族が1200、来訪者の平均が100000らしい)


「説明も終わりましたので、そろそろ測定に入りたいのですが、ここまでで何か質問はありますか?」


双方ともに、問題なさそうである。

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