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閑話:座席争奪戦

「ソータ君!こっちの席空いてるよー!おいでよー!」


「ユーヒちゃん!俺の隣あいてるよ!」


「おい!何でお前が誘ってんだよ!俺の隣に来るに決まってんだろ!ユーヒちゃん。こんな男よりも俺の方を選ぶよな!」


あーあ、やっぱりこうなった。やっぱり超イケメンな奴と美しい女性(世間的に見たらな!俺はこれっぽっちも思ってねぇ!)が来たら自分の席の隣や近くにおきたがるモンだよなぁ。前もそんな覚えがある。


「はぁ、ウルサイですねこのクラスは…。ご主人様!あそこに席が二つ空いてます!行きましょうよ!」


「え、ああ、うん。」


そしてご主人様呼びが聞こえた男子達は……あ、目から血の涙を流し始めた…w。


「「「クソがぁぁぁぁぁぁぁ…。」」」

「世界は理不尽だぁ!」

「イケメンはご主人様呼びの美人メイドがセットなのか!」


………。ドンマイ!爽太!(キラン⭐︎)


「ねぇ幽鬼君。席が二つ空いてないよ?どうする…?誰かにどいてもらう?」


やべ、こいつにマークされる前に…。(手遅れ)


適当な席に座った。


「チッ!」


隣の女子に露骨に舌打ちされた。泣くぞコンニャロウ!悪かったな普通で!


「あぁ〜!逃げたなぁ〜!」


プク〜、っと頬を膨らませる夕陽。こいつがやると画になるのがなんかムカつく。


「あぁぁぁぁ!眼福!眼福なり!」

「悔いは…無いっ!」

「いや待て!もう一人の転校生に目がいってるぞ!まさか……!」

「うおおおお!!!来訪者だろうが天誅を下してやるぅぅぅ!!」


「みなさん静かに!転校生の方々が困ってますよ!やめてあげないと可哀想です!」


「「「「「…………は〜い。」」」」」


「返事は伸ばさない…でしょ?」


「「「「「は、はいっ!調子に乗りました!」」」」」


「わお…。すごい影響力だ…。」


「はい!ではクラスのみなさんも自己紹介をしていきましょう!出席番号順に、呼ばれた人は立って名前と得意魔法と趣味や特技を教えてください!一番!〜〜〜さん!」


「はいっ!私の名前は〜〜〜〜〜〜〜」



___________________________________________


自己紹介がやっと終わった…。長かった…。マジで面倒なんだよなぁ。こういう新学期の始まりとか。


「皆さん!では、良い1日をお過ごしください!挨拶お願いします!」


「起立!気をつけ!ありがとうございました!」


「「「「「ありがとうございました!」」」」」


ふぅ、やっと終わったか。面倒だった。

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