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はじめてのクエスト

お昼ご飯は餃子モドキと、何か柑橘系等のジュース?と白米。美味しかったです…。


「ふわぁ〜食った食った。」


「美味しかったねぇ。」


「次からはもう少し早く帰ってきてくれませんかね〜。私ずっと暇してたんですけど。」


「いいじゃない、幼馴染のよしみで稽古つけてあげてるんだから。」


「ですけど!私は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」


あいつらが何か論争している中、俺と爽太、あとザックは昼飯の事を語っていた。


「あれなにが入ってるんだ?やっぱり海鮮系とか入ってるの?」


「魚介系の味がしてたもんね。」


「バケモノ海老っていうのが入っててな。A級指定魔獣ってのもあってか異常に強い…けど旨いからすぐにみんなが血眼になって狩りに行く。しかも繁殖力も強いせいで養殖化も進められてるって噂があるんだぜ。」


「まじかい。」


「たまにあるよね。そういうの。」


「ラノベならたまに見るな、そういうの。」


「ラノベ………ライトノベルの事か。」


「そっちにも知識としてはあったんだ。」


「おう、たしか“ヒメジ・ユウト”さま?だったっけな。その人が残した言葉に『僕を止められるのは美少女とラノベだけでふ!』って言葉があるんだよ。」


「「oh……こっちで何ちゅうもんを残しとる………。」」


「後は『オタクは正義!』っていうのも。」


「「ガチオタクか……。こっちに来た時嬉しかったろうなぁ。」」


_______________________________________________


「さぁ!ギルドに行くわよ!」


「何でそんなに元気なの……?さっきまであんなに不機嫌だったのに…。」


「爽太様は嬉しくないんですか!初めての共同作業ですよ!」


「別に嬉しくないよ…。しかも僕討伐系の依頼受ける気ないよ…。」


「えぇー。しましょうよー討伐ー。駆逐しましょうよぉー。」


「やだよ〜怖いよ〜。」


「守護者の加護もありますから大丈夫ですって…。」


「いーやーだー!」


「さっさと行こうぜ………。」


「早くしないと日が暮れちまうぞ〜。」


「とにかく!絶対にしないからね!そんな危険な事……。」




________________________________________________



「うわぁぁぁぁぁ!なんでこんな目にぃ⁉︎」


「走れぇぇぇ!!!!」


「うおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


「愛の逃走劇ですね〜。」


「ん?珍しくいい事言うじゃない。」


「テメェらなんでそんな落ち着いてんだよぉぉ〜!!!」


「「だって弱いから。」」


「あぁ!強者の余裕ですねわかります!」


「GURAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「「「嫌ダァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」」」


「何かうるさいですね…。」


「ほら、早く殺しちゃわなきゃ!」


「嫌だよ怖えわ!」


「そうだそうだ!俺らがあんな………バケモノに勝てるわけないだろ!」


「しかも一般人の俺はなんでここにいるんだ!」


すまんな、ザック。死ぬ時はお前も一緒だぞ。


「ヒィィィィ!」


「これも全部あのキチガイのせいだぁぁ!」


「転移って危険だったのねぇ!」


「俺は一般人んんんんんん!!!」


一体なぜこうなったのか。簡単に言うと。


1.冒険者ギルドに着く。

2.初期の依頼を受けようとする。

3.聖剣(バカ)がいらん事を言う。

4.依頼が替わって変なのになる。

5.今に至る。


「ふざけんなナマクラ聖剣!」


「ナマクラぁ⁉︎そんな訳ないでしょう!私なら鋼鉄だって豆腐のように切れますしぃ!」


「あぁ?そんな効果頭悪けりゃプラマイ0じゃボケェ!」


「はぁ?言わせておけば……。」


ちなみにこの会話走りながらしています。息は上がりまくってます。


「もういい!知るかぁ!禁死!一部開放!ヅッッッ!」


首の根元から銃口が生えてくる。そしてその牛➕豚みたいなバケモノに向かって撃った………っぽい。後ろ見えないからワカンネ。


そして、俺の頭は前にズゴンッ!って感じで倒れていった。


「わっ!大丈夫かぁ⁉︎」


「なんだそれぇ!」


「お………おう………大丈夫………だと思いたい。首からものすごい量の血が出てるような気がする…。」


「うん。すっごい出てる!」


「これで死なないお前はバケモノだな。」


「失礼な奴め。」


痛みも減ってきたので返事をしてやった。


「「え……声帯とか傷ついてないの……?」」


「存外大丈夫だった…。」


「「マジでバケモノじゃん。」」

ちなみにあの場所は『絶望の森』と言われています。

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