ザックはなんだかんだ苦労人。
メイルとセーラはザックを置いて女子寮に戻りました。
空がオレンジ色に変わりつつあった時、平和な学園の中、一人苦悩する男子がいた。
「俺がこいつらを案内しろだと…二人の非凡人と女神様一人?を連れて…。ここ男子寮だぞ、部屋どうしよ…。女子寮に行ってくださいと言っても絶対に俺の首が飛ぶ…。もういいや…女神さんの好きなようにしよ。(ボソッ)」
「あ”あ”ん”?」
「どうしたの幽鬼君?」
「いや、なんか、すごく面倒な事を押し付けられたような気がする…。」
「気のせいじゃないの?まぁあながち間違ってないと思うけど。」
「え?どうゆう事?というかなんで夕陽と普通に話せてるん。これもお前のせいかそうかよしならば○ね!くたばれ!塵一つ残さずに!」
「私は死なないよ、これでも偉い神様だから。死んでも私は一週間くらいで完全に元の状態に戻るよ。(ツンツンしてる所も尊いなぁ。)」
「話続けていい?(涙目)」
「んあ、すまん。でなんぞ?」
「お前今日夕陽と同室になr」
「ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
「ずっと一緒に居ようね、幽鬼君♫。」
「嫌ダァァァァァァァ!襲われる!死ぬ!助けて爽太!」
「別にそうしてもいいけど、なぁ幽鬼、知ってるか?ラノベではこういうの逆らえないんだぜ( ^ω^ )。あと多分俺逆らったら死ぬ。」
「あっ、じゃあザック。」
「えっ、いや俺はいいよ遠慮しとく…。とりあえず案内するから来い。」
「は?」
すかさず夕陽の威圧1.5%解放。
「すいません来てくださいお願いします。」
秒で土下座した。
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「ここがまずソータの部屋だ。」
「お邪魔します。」
「「「おお〜〜〜。」」」
綺麗な部屋だった。
………うん。質素。簡素。
「次いこか。」
「…うん。」
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「ここがユーキの部屋だ。」
「「…………何で俺(爽太)と幽鬼(俺)の間に格差が生まれているんだ…?」」
「当然ですね、幽鬼君ですもの。」
「おいザック、どういう事d………。souka…そうなのか…。」
幽鬼がなぜか全てを悟ったような顔をしている。
「すまないソータ…俺にはこうするしか出来なかったんだ…。」
「そっか、女神が怖かったのか。そうかそうか………。つまりお前のせいだな。うん。」
「部屋交換してくれない?」
「嫌です♫」
「俺部屋広い方が好きなんだけど…。」
「嫌です♫」
「え、でも「嫌です♫」………さいですか。」
「あ、ちょいまち。」
「ん?どしたザック?」
「お前ら服とか生活必需品持ってる……?」
「「持ってない。(冷や汗ダラダラ)」」
「今から買いに行くとしても時間がないぞ…。」
「やべぇどーしよ⁉︎」「というか金もないよ俺ら!」
突然気づいてしまった二人。そんな二人に…いや、一人に声がかけられた。
「幽鬼君のなら大体用意してますよ?」
「「なに?」」
「この時の為に用意しておいたんです!褒めてください幽鬼君!」
「いやだよお前なんかに。つーかどんなのだよ。」
「主に私の趣味を詰め込みました。」
「よし、なんとかしろザック。」
「ええっ、ごめん無理。」
「何でだよ!別にいいだろ!」
「やだね、俺は自分の命が大切なんだ、すまんなユーキよ…。あ、ソータには丁度良いのがあると思うからこっちに来てくれ。」
「あ、ああ分かった。」
「おいコラザック〜!!」
こうして部屋騒動がおわった。