ひと段落
話をまとめると、学園に行ける様になりました。なんか幼馴染み三人組と学園の仲良し?三人組と一緒のクラスになりました。以上!
「…いや待って。」
「え?」
「展開早すぎない?試験の方はどうなったの?というかナチュラルに驚くの止めてくれる?」
「試験?そんなモノしないよ。」
「うぇえ?」
「うん、だって前にも言われたでしょ?“来訪者”は阿保みたいにチートだって。」
「そういやそんなことあったな。」
「まぁ俺っちなら稽古つけられるけど、だるいし、面倒だし、何より楽しく無い可能性がある。それだけはごめんだね。だってな、《遊戯》の神様だよ?自分の中で楽しければそれでいいや、みたいな考えに行き着いた訳なのよ。うん。楽しければいいよ、楽しければ。俺っちが鍛えて楽しい、と思えるようになればその時に改めて考えてやるよ。だからそれまではここで頑張れよ。特に!」
幽鬼の耳元でこう囁いた。
「君の体、自分でも理解してるんじゃ無いか?その異常さを。腕、腹、足にかけて、君の体には“禁忌の災害”が埋められているだろ?その力を使いこなせれば君のトラウマを払拭できるほどの力が生まれるかもね。」
「!!」
「まぁ、せいぜいここで頑張りな!血だらけ禁忌と爽やかテンプレ君!」
そういってどこかに消えていった。最初から何もなかったように、まさに空気に溶けていくようだった。
「なんかすごい人だったね…。」
「あれで神なんだなあれで…なんか俺だけやっぱり悪口言われてない?」
「さぁ、それはどうだろうね?」
「やっと行ったか。」
「あの人面白いねー、なんだか最初すごく怖かったけど。」
「というか此処にもまだいるけどね?強い神様。」
「あっ。」
「つーか、なんでトラウマ抱えてるお前が夕陽に近づいて何も起きてないんかねぇ。普通体動かんだろ?」
「そういやそうだな、つーわけで教えろやクソアマが。」
「こらこらメンチ切らない。」
多分忘れられていたであろう夕陽さんは元気に返事をして、
「それはですね!幽鬼さんに精神魔法使ってトラウマが“あった”事にしたんです。あの女達もついでに記憶から消そうとしましたが邪魔されてしまいました。忌々しい…。」
との事。
「つまり、君と幽鬼は話してももうトラウマを感じたりしないの?」
「ええ、完全に消しました。跡形も無く。」
「だがお前のした事は絶対に許されねぇことだからな。というかそれなら俺の人格歪めてお前に服従するようにすればいいじゃないか。」
「できたらしています!今すぐにでもしたい気分です!というかしましょう!」
「嫌だよ阿保かよそんなお願い聞く訳がねぇだろというか質問の答えになってないぞそれ。…………ぜぇはぁぜぇはぁ。」
「なぜかトラウマを消す作業以外できなかったんですよね。なんででしょうか?なにかで止められていたような気がしていたんですが…。(あぁ喘ぐ姿も愛おしいですね食べちゃいたいです目の前にいるのは天使ですか?いや天使と比較する事自体がおこがましいですねはぁはぁ)」
「なんじゃ此奴らは…。というか何で神には碌な奴がおらんのじゃ…。」
『あははははー』
「なんじゃ寒気がっ。(ゾクッ)」
「なんかすいません。」
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「さぁ、もう今日は授業の予定はない。寮に戻れお主達。ザックはユーキ達を男子寮に案内してあげろ。メイルとセーラはユーヒ殿を女子寮に案な「しなくていいですよ。幽鬼君と一緒にいるので。」「は?嫌だけど。」え?いや男子じゃろう?彼。女子と男子は一緒の部屋にする事はさすがに「しなくていいですよ?」…わかったのじゃ、ザックよ。頼んだぞ…。」
「姉御⁉︎丸投げですか⁉︎」
「ああ、頼んだぞ、ザック…。」
そう言って彼女は奥の部屋に行ったっきり戻って来なかった。
姉御ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!