吐くのは俺じゃない、お前だ!
今日の更新は終了です。
3話目です!
ついにこの日がやってきた。
今日はスキンヘッド集団が商人の護衛依頼から帰ってくるのだ!!
今のステータスはこんな感じだ
名前:佐渡大輝
種族:人族
職業:冒険者 Lv14
『固有スキル』
【無遅刻無欠席】
【模倣学習】
【翻訳】
『スキル』
【武術 Lv5】
【剣術 Lv6】
『称号』
【異世界での初めての遅刻】
今ならあいつらにも勝てる気がする。
どっからでもかかってこいやー!!とか思うのはどうかと思うが、勝つためには、気持ちから入らないといけないからな!
まぁ、フラグにしか聞こえないのだが、、
俺は、商店街の野菜売り場の物陰に隠れながら、バーナーのことを探していた。
商店街には、古着屋、八百屋、雑貨屋などが多く並び、
多くの人の行き来が行われている。
「めーでーめーでー、こちら大輝バーナーを発見した。」
1人でスパイごっこをしながらバーナーを探していた俺は、遂にバーナーを見つけた。
バーナーは、現在広場の噴水の前で報酬を受け取っているようだった。さあバーナー俺の天才的な作戦の前にひれ伏すがいい!
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sideバーナー
俺の名前はバーナー、
この前ぶっ倒した小僧が、今目の前にいる。
小僧は俺を見つけた瞬間、
「バーナーさーん!、相変わらず顔赤いですね〜」
と笑顔で煽ってきやがる。
笑顔でこっちに走ってくるが、小僧からは明確な敵意を感じる。
すると小僧は俺の真正面に立つと、なんか無駄にカッコいい声で
「バーナーお前にゲロを返しにきた」
そう言って、小僧はゲロの入った袋をこちらに投げつけてきた。
いいだろう。
もう一度吐かせてやろう。
俺はそう心に決め剣を抜いた。
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バーナーが剣を抜いた。
俺が投げつけたゲロの入った袋は、あの日俺の吐いたゲロだ。
あのゲロはちょっとだけ保管していたのだ。
保管するのには学生鞄の中にあったレジ袋を使った。
ゲロの恨みは、ゲロで返すのが1番だろう。
俺は腰にかけている剣を抜く。
この剣は俺がゴブリン討伐に愛用していた、
中古の片手剣だ。
中古だったのに金貨2枚もした。
金貨1枚で1万円の価値
銀貨1枚で1000円の価値
銅貨1枚で100円の価値があり
それより下は
鉄貨
青銅貨があり
金貨の上には聖貨があり1枚で金貨1000枚分の価値もあるのだ。
そんな高価な短剣と共にでバーナーと対峙する。
バーナーはその手に持つ大剣で大きく横に振り
俺を牽制する。
俺は短剣でちまちま攻撃しつつ鍛え上げた
【武術】を使い巧みにダメージを稼ぐ、
だが俺の攻撃は決定打に欠ける。
バーナーはちまちま攻撃する俺が鬱陶しくなったのか大剣を投げ捨て、両腰に下げていた二つの剣に持ち替え、
攻撃を繰り出す。
俺はバーナーと技術は同格なったと思っているだが、攻撃力が劣るせいかどんどんと俺はダメージを喰らい蓄積させていく。
だが俺は【無遅刻無欠席】のスキルに含まれる
『体力、魔力自動回復EX』で体力を回復させている。
この、攻防は1時間以上続き、バーナーの体力は
最初に比べるとかなり落ちている。
周りには、野次馬が集まり、かつての恨みを晴らす絶好の舞台が整った。
するとバーナーは勝負を決めるつもりなのか、
剣を構え、集中している。
俺も短剣を構えその時を待つ、
そして、周りの人も気づいたのか辺りは静寂に包まれる。
だが、俺はこんな静かな雰囲気に耐えきれず先にバーナーの方へ駆ける。
バーナーはカウンターを狙っているのか動かない。
俺は短剣を突き出す。
だがそれはバーナーの2つの剣にはじかれる。
その瞬間バーナーはニヤリと笑うが、俺も笑っていることに気づき、目を見開いている。
だが俺の本当の狙いは、この拳。
「吐いちまえ、《武技 急所突き》」
この技も俺が一から考え編み出した技だ。
俺はバーナーの腹を殴り、あの日の俺のようにバーナーを吐かせることが、俺の本当の狙いなのだ。
「おご…………………うっぷ」
バーナーは剣を落とし、口を押さえる。
だがそれに耐えれず遂に
「おろろろろろろろろろろろろろ」
吐いた。
その状態に驚くほかのスキンヘッドたちも順に
《武技 急所突き》を使い殴る。
こいつらも吐いた。
だが、すまない
吐いてるやつの臭いが周りのやつにも影響を及ぼしてこの付近にいた人たちは全員吐いた。
もちろんこの俺も………だ。
この日から、スキンヘッド集団は、
ギルドで《キラキラ汚物団》と
呼ばれるようになり、
可哀想な目で見られることとなった。