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無職の雑魚はイキッテマス

今日は3話投稿します。

この話は今日1話です。

このあと12時と18時に一話ずつ投稿します。

魔王討伐にいかない理由は、単純明解

俺、危ないことしたく無いし、何より怖い。

あと、日高が殺ってくれるはずだから。


「やっぱり、人任せは良くないよな~」


でもだ、日高がいるのだ。スポーツ万能で勉強もできるイケメン。

そんな、物語に出てくるような勇者のような奴にこんな陰キャの仲間は、いらないだろう。


実際、日高の職業は、勇者だったと、アルテナからも聞いた。だから俺は魔王なんて気にせずに過ごそうと思う。


ひとまず、ある程度王都を見て回ったら、違う国にでも行ってみたい。

世界一周の旅をこの世界でしてみるのも悪くないかも、

一番見たいのはやっぱり世界樹!

あの後、基本的なこの世界のことは聞いたけど一番興味を惹かれたのは世界樹の話だったし、

見ることぐらいしてみたい。




と、言うこで! アルタナと一通り話した後自由にしていいって言われてたので教会を出た俺は、町を散策している訳だが。

ここは、王都だそうで、人も多いしガヤガヤとしている。

街並みは予想していた通り、the異世界って感じ。

至る所に宿屋はあるし、露店もある。

食べ物は、明らか日本になかったものもあるが、

それは、おいおい知っていこうと思う。

それはそうと、ここからでも見える城が白すぎる件についてだが、姫路城みたいだとしか言いようがない。

あっ、和風ではないんだよ。

でも全部白って言ったら姫路城じゃん。

あそこに入れるような人になれたらいいんだけどな。

無理だと思うけど。



そして何故俺が街を散策しているのかというと、

冒険者っていうのになりたからだ。

冒険者ってロマンを感じるでしょ?



おっと、やっと見つけました!冒険者ギルド~~

わーぱちぱちぱちー

やっぱり異世界といえば冒険者でしょ。

冒険者には、夢と希望が詰まってるって言うし! ここで一丁俺のチートスキルで無双して、有名になりますか!


やっぱランクの飛び級とか憧れるな〜。

まずランク制度なのかも分からんが……

でもな〜、こうして一人でいるとやっぱり寂しいもんだな。

早めに仲間つくろ。


さて、冒険者ギルドだが、外から見る限り木造でありしっかりとした作りだ。まるで山にある別荘って感じ。感じってだけなんだよ。俺まず別荘なんて持ってないから、アニメとかの雰囲気ですよ。


てか、ギルドって全部こんな感じなのかな?

絶対金かかってる。壊さないようにしよ。


さ~、問題の中身ですよ。




あら、やだ綺麗じゃないの~

思わずオネエ口調になってしまったが。

それぐらい綺麗だ。

入った先には受付があり、受付の横には換金所?らしきものがあり、冒険者が報酬を受け取っている。

ここにいる奴らはみんな鉄の鎧やローブを着ている。

その奥には、酒場もあり、いかにもギルドって感じだ。

そして俺だが、転移された後そのままの服装で出てきたので制服のままだ。周りの人にジロジロ見られてきみわるかった。でも俺が悪いからしょうがない。

換金所らしきとことは、反対側を見ると依頼が貼ってあるボードがある。


「あれって、依頼書じゃね。テンション上がってきた〜! 異世界転移とか転生ものならここで〜」



「おい、そこのガキ」


俺が後ろを向くと後ろには、スキンヘッドの集団が立っていた。

(早速テンプレきた〜!異世界ものならギルドに入ると現れるやられ役。さあ、俺の輝かしい門出を祝ってくれ!)


「何ですかおじさん」


おじさんと呼ばれ怒っているのか、

筋肉ムキムキの男は顔をリンゴのように赤くしている。


「てめえ~調子のってんじゃねーぞ」


「おじさんうるさい」


俺がそう言ったことでおじさんの沸点を超えたようでさらに顔を赤くし、拳をつき出してくる。

俺は、チート持ちだ、さあかかってくるがいい。

俺に勝てるものは誰もいない。

俺の強さにひれ伏すがいい。


俺は口角を吊り上げ余裕の笑みを浮かべる。

俺の必殺技!《右パンチ〜》

パンチを繰り出す俺の腕は宙を切り

代わりにスキンヘッドの鋭いパンチが俺の腹、顔、腹と三連発放たれる。


「うげっ」


ヤバイ、これ死ぬやつだ。



俺は、その場に倒れ込む、

「あぁ? 雑魚すぎんだろこいつ。あんな大口叩いてたくせにこんな実力とか本当に冒険者なのか?」


「あ〜!! バーナーさん!! その子今から冒険者登録する子ですよ!! しかも私の【鑑定眼】で見る限り、レベル0です! しかも無職なのでなんの恩恵もないような子ですよ!」


「マジで言ってんのか嬢ちゃん!? おいすまん坊主。あまりに調子にのってるから、強いやつだと思ってだな、えっと、えっー」



スキンヘッドは焦っているようだった。

そしてギルドの床に倒れる俺は、

夢を見ていたようだ、俺がスキンヘッドを倒し、そのあとスキンヘッドが高ランク冒険者でそれを倒した俺が一気に有名になる。そんな夢を。

だが現実はそんなに甘く無かった。


お腹が痛いです。顔も殴られた。マジで痛い。現在進行形で痛い。

しかも、気持ち悪い。吐きそう。

いくらチート持てても俺、無職だしレベル0の雑魚でした。

本当早くレベル上げたいよ〜

【松瀬共矢から読者の皆様へのお願い】

『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。


感想もお待ちしております。


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