金髪は漏らす
ミシュさんと話していた俺だがなんと!!
なんと!!
何もありませんでした〜。
なんとミシュさん彼氏持ち、くそ。
リア充死すべし。
そして、ミシュさんと話し合えた俺は、早速ダンジョンに潜ろうと意気揚々と探求者協会を出るが、
そこには、さっきあった金髪のイケメンやろうが俺を待っていた。
「やっと出てきたぜ。俺は、お前に覚えとけって言ったはずだぜ。だから装備を着込んできてやったのにお前は、お前は、なんで一時間も俺を待たせるんだよ!!」
そう、俺はミシュさんと話し終えてからも、ダンジョン内で出てくるモンスター、よくあるトラップなどの情報を聞き回っていたのだ。
「俺、忘れとくって言ったよね。しつこい男は嫌われるよ〜。ま、俺は彼女いたことないけど……。
あとさ、装備まで金ピカだから目が痛い。」
この男髪の毛のみならず装備まで金なのだ。
協会内では細身のやつだったのに今着ているのは、
甲冑見たいなゴツゴツしたでかい鎧だ。
「そんで、やっぱり俺と戦っていかに自分が凄いのかみんなに自慢したいわけ? 勝ったら勝ったで.ランクA冒険者に勝った〜とか言いまくって自慢する系のやつだろあんた。」
「当たり前だ。俺の弓の腕前見せてやる! そして俺に生意気な口聞いたことを後悔させてやるからな。」
は?マジかこいつ弓使いなの? こんなでかい鎧着ておいて? 俺てっきり盾役か、重戦士かと思ってた。
そして男は、弓を取り出す。弓は金じゃなく鉄で作られた重い弓だ。こんなんでしっかりうてんのかな?
「ここでやる気? 今後この街で当分暮らす予定だから協会と街に迷惑かけたくないんだけど」
「なら、こうすればいい。」
そう言って男は手に持っていたカードを前に突き出し呟く。
「マジックカード。転移バーナル決闘場へ」
その瞬間周りの景色が一瞬にして変わり目の前には
客のいない観客席があった。
マジックカード。すごいもんだ、こんなもんどうやったら手に入れられんだよ。まさか、ダンジョンでこんなものでも手に入るのか?
「ここなら、戦えるはずだ。」
バーナル決闘場。ここは、常時空いており、決闘や訓練を行う場所として有名だ。一度も来たことがなかったが、来てみて分かったことがある。
それは……広い。広いけどなんだって感じだけど、
なんか凄いんだよ。理由もなく感動してる感じ誰かわかる?
金髪は弓に手をかける。矢は普通のだ。
あっ。違った。矢の先も金だ。
こいつ、趣味悪。
だが、俺も大人しく弓を引かせるお人好しじゃない。
「しゃーねーな」
俺は、相手が弓で矢を引く前に【暗殺術】で相手の背後に回り込み目を手で隠し首に短剣を当てる。
金髪は何が起きたのか分からないまま敗北した。
勝負が終わった後、金髪は俺の顔を見ると顔を青くし、金髪の顔は顎が外れるのかと思うほど開いて顎を震わせて座り込んでいる。
その座り込んだ場所の下からアンモニア臭を放つ液体が流れてきていた。
恐怖のあまりしょんべんを漏らしてる。くっせ。
「かわいそうな子」
俺は、そのままバーナル決闘場を後にするが、探求者協会に帰る道がわからん。今更金髪にマジックカード貸してとかいうのも恥ずかしいので歩いて帰ることとする。
まず、マジックカードは何回でも使えるのかは不明だ。だが何回でも使えるなら是非欲しいものだ。
俺は、そのまま歩き続けること十分。
日も傾き始め、流石に今日ダンジョンに潜りに行くのは無理だと思った俺は、宿をとって休みたいと思い、
夕食を取ろうと近く料理店に入ろうとすると、
その料理店から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「だから、もう一度言うぞ。お前は魔王討伐には必要ないんだよ。料理作るとか家事しかできないお前に、今この異世界でできるようなことねーんだよ。音川」
この声は山口か……相変わらずクソみたいなことしてんな〜
「そんなこと……ない! 僕は役に立てるよ、夜営の時の料理番とか、みんなの服の洗濯も、服の縫い直しだって全部やってたじゃないか!!」
「いらねーって何度も言ってんだろ!! そんなの誰だってできんだよ。 さっさと消えろ!この無能が! 気に食わねーんだ。入学してからずっと。
モテてるのはお前ばっか。 やっと異世界に来て俺たちにもチャンスがきたって思ったのに、なんで。
何で、こっちに来てからもお前ばっか…。
邪魔なんだ。 俺たちの前から消えろ。」
そう言って扉が開き蹴られ吹き飛ばされたのは、
俺たちのクラスで料理などの家事が鬼上手くて、女子から将来夫にしたいランキングの堂々一位になる程の人気がる、音川蓮その人だった。
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この音川蓮君。
『きゅうりの占いは当たってた。新しい出会いはないが、出会ってはいたようだ』
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に出てくる、音川花のお兄ちゃんでございます。
兄妹どちらも家事がうまいですが、
蓮の方が技術が上です。




