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旅立ちと聖女

あれから互いに挨拶を交わし、

出発した俺たちは、現在王都から少し離れた道で朝食を食べていた。


「ダイキさん?何でまだ王都にいらっしゃるのですか?私はすぐにバーナルに向かってくださいって言いましたよね⁉︎ 日高様が困ってるかもしれないでしょ⁉︎ はぁ、何でこんな簡単なこともこの人は理解できないのでしょう。本当に大丈夫なの?

はぁぁぁぁぁぁ。」


文句をたらたらと言われた後にこのため息ですか。

逆に言いたい。


「あんな、貧弱なステータスでいきなりバーナルってとこに行けって無茶にも程があるだろ!!馬鹿やろう!」


「何ですって?」


「あっ………」


やべっ、思わず口に出てしまった。

言っちまったよ。ずっと思ってたこと。

この際、全部ぶちまけよう。

うん。そうした方がいい。うんうん。


「だ、だからあんな貧者ステータスでこの世界のことも何も知らない俺に、いきなりバーナルに行けだとか無理に決まってんだろ! 

だいたいさ、俺にこの世界で魔王倒しても得られるメリットないんだよ。そもそもメリットがあるの、そっちだけだし、自分の命に変えてまで救う価値ないから!」


い、言い切ってやったぜ。

バーカ。


「な、何ですって! 異世界から召喚された勇者様は伝承ではみんな、私たちのために、自分の利益など考えず助けてくれるってそう、伝わっているのに。あなたは、あなたには、そんな考えしかないの⁈ ほんと信じられない。あなたのようなものが召喚されたのが間違いだわ。」



「ふざけんなよ! このビ○チ!」


「何ですって!! この童貞」


「「この〜」」






「すまん。つい熱くなってしまった。」


「こちらこそすみません。普通に考えれば、あなたのような考えが普通でしょう。」


俺たちは数時間の口論ののち、一度頭を冷やしたお陰で互いに冷静になって話すことができた。


「てかアルタナってどんな立場なんだ?」


「あなたには言ってませんでしたね。改めまして、私はミカ教の聖女アルタナです。

一応ステータスはこんな感じです。」


そう言ってアルタナはステータスボードを指先でフリックし、俺にステータスを見せてきた。


名前:アルタナ

種族:人族

職業:聖女 Lv 68

『固有スキル』

【聖女の祝福】

【神への祈り】


『スキル』

【神聖魔法 Lv MAX】

【回復魔法 Lv MAX】

【光魔法 Lv 23】

【杖術 Lv 23】


『称号』

【第34代目聖女】



これってすごいよな。絶対。

まず聖女とか、ゲームとかラノベ内では主人公の妻ルート確定のキャラじゃん。


「あなたのも早く見せなさい。」


これ見せないといけないやつなの?

見せたらダメなやつっぽいけど。


まぁいいか。そん時はそん時で。


「いいけど絶対他の奴には言うなよ。これ振りじゃねーからな。」


「フリ?」


「分かんねーならいい。取り敢えず絶対言うなよ。」


「わかりました」


名前:佐渡大輝

種族:人族

職業:魔術使い Lv 0

『固有スキル』

【無遅刻無欠席 第一段階限定解除】

【模倣学習】

【翻訳】


『スキル』

【武術 Lv 21】

【剣術 Lv MAX】

【槍術 Lv MAX】

【火魔術 Lv MAX】

【闇魔術 Lv 23】

【光魔術 Lv MAX】

【暗殺術 Lv 8】

【超回復 Lv 16】

【冒険 Lv 15】


『称号』

【異世界での初めての遅刻】

【ゴブリンキング亜種を討伐した者】

【ウサギの天敵】

【ピュアハート】



「なんなのこれ⁉︎ あり得ない。レベル0でこのステータス⁉︎ 」


「いや、今日の朝転職してきた。」


「転職⁈ですって〜! 転職なんてそんな早く出来ないわよ。普通の人は3年かけてレベル50になれるかどうかなのよ⁈」


「いや、なんかすまん。」


「しかも、この成長スピードおかしいわよ! あなた本当に人間⁈」


失礼な、俺は生粋の日本人だ。

生まれも育ちも日本でございます。



そしてアルタナの俺がいかにおかしいのかを伝える話は、それから数分続くこととなった。




夜、俺たちは簡易テントを建て、外で肉を焼いている真っ最中だ。


「てれてれてれてれて〜ててててれてれてれてれ、ててでれてん。 上手に焼けました〜。てんてれてんってん。」


「なんなのその歌。いいメロディーね。あなたの世界の国歌か何か?」


「こんな歌が国歌なわけないだろ。ゲームのBGMだよ。」


「げーむってなんなのよ。」


「ゲームというの………おい。」


「分かってる。集団ね。」


俺たちが楽しく肉を作っている間に、何者かに周りを囲まれたようだ。

すると周りの草むらから1人の男が現れた。


「あんたが、ミカ教の聖女、アルタナだな。お前の首貰うぜ。」


男がそう言った瞬間、周りにいた他の奴らも姿を見せ始める。

「早くやろうぜカシラ。」

「うへへへへ、肉、肉だ。」


おかしな奴もいるが、周りにはざっと20人ほどの男がいる。

こいつら全員アルタナを殺すためにここに来たんなら、

大掛かりすぎんだろ。


【松瀬共矢から読者の皆様へのお願い】

『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。


感想もお待ちしております。


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