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シーナさんの介護

ゴブリンキングを倒した俺は、

そのまま地面に倒れ、

薄れゆく意識の中生き残った人達の無事を確認し

結界水晶の結界を解く。


後は、うまく逃げ出してくれるそう信じて俺は

重い目蓋をそのまま閉じた。







目を覚ますと見知らぬ天井。俺はベッドで眠っていたようだが、俺のいつも泊まってる宿屋でもない。

目の前の天井は綺麗な木で作られており、

木の匂いは、俺の心に安らぎを与えてくれる。


木の匂いで和んでいるとゴブリンキングと戦っていたのは嘘ではないかと思えてくる。

だが嘘だと思いたいのだが、あんなクソみたいな嘘があってたまるか。とも思う。


しばらくそのまま寝ていると、逃げた人は助かったのだろうか。と言う疑問と今更ながらここはどこなんだ?と言う疑問が浮かんでくる。


すると、トタトタと部屋の外を走る音が響きだし


「ダイキさん!!!」


勢いよく開けられた扉の先には、

シーナさんが立っている。


「ダイキさん、目を覚ましたんですね」


シーナさんは、涙目になりながら俺の心配をしてくれる。本当にシーナさんはいい人だ。ここはシーナさんの部屋なのかな?そうだといいな。


「はい。シーナさん、もう大丈夫です。俺どうなってたんですか?どうやってここに来たんですか? まずここがどこなのか教えてもらえませんか?」


シーナさんはベッドの上にいる俺にもたれかかるように倒れ込んで来ていた。


ところで、俺は誰にここまで運ばれたんだろ?

それを聞いたのだが、シーナさんは


「もう!!、ダイキさん、あなた洞窟で倒れてたらしいじゃないですか。長い間戻らなかったので、

心配したんですよ! しかもやっと戻ってきたと思ったら気を失ってるし、三日も目を覚さなかったんですよ!」


「すみません。ところでシーナさん。俺は誰に運ばれたんですか?」


「あっそうです!運んでくれたのは、バーナーさんなんですよ!あとでお礼言っとかないとダメですよ〜。

ダイキさんが結界を張ってたおかげで、結界内にいた二十六人の女性は無事でしたよ。あとここは、ギルドにある私の部屋です。」


シーナさんは、ほっぺたを膨らませ怒っているというより可愛いが目立ってしまっている。

にしても、バーナーが運んでくれたのか。

これはマジでお礼しとかないとな。

と言うことは、バーナー達があの女の人たちも連れて洞窟から出てくれたのか。感謝することが多いぜ。


あと最後に聞き捨てならないことがあった。

シーナさんの部屋だって?

最高じゃねーか。この部屋で三日間寝てたってことは、シーナさんが普段寝てるベッドに俺がいたってこと。

ぐへへへへ。


「ところでダイキさん。あの赤色の模様の入った

ゴブリンキングはなんですか⁈。

あんなゴブリンキング、見たことありませんよ!」


おっと、変態になるとこだった。気をつけないと、

そして俺はゴブリンの巣で見た事つまり、ゴブリンキングが再生能力を持っていたこと、知能が高かったことを全てシーナさんに話した。


「ん〜再生能力を持つゴブリンキングですか〜。

これは私の手には会えませんね♪、ギルド長に任せましょう」


シーナさんはそう言って部屋を出て行った。

流石シーナさん仕事が早い、最高の女だ。


俺はその間にステータスを見ることにした。



名前:佐渡大輝

種族:人族

職業:冒険者 Lv 37

『固有スキル』

【無遅刻無欠席 第一段階限定解除】

【模倣学習】

【翻訳】


『スキル』

【武術 Lv 21】

【剣術 Lv25】

【火魔術 Lv25】

【闇魔術 Lv23】

【光魔術 Lv25】

【超回復 Lv5】


『称号』

【異世界での初めての遅刻】

【ゴブリンキング亜種を討伐した者】



スキルレベルはMAXになっているものも多くなってきた。

称号を見る限り、あの赤色の模様が入ったゴブリンキングは、ゴブリンキング亜種という名称らしい。


そして【無遅刻無欠席】は、【無遅刻無欠席 第一段階限定解除】に変化している。


これは何段階あるのかわからないが取り敢えず、

とてもすごい事はよくわかった。


するとそこへ、シーナさんと共に、

頭のテッペンがいい感じにハゲた、おじさんがやってきた。


「君が、ダイキ君だね。ワシはこのギルドのギルド長をさせてもらっている、レックスだ。」


俺はこの時、このレックスがあんな事になるなんて

この時は思いもしなかった。




【松瀬共矢から読者の皆様へのお願い】

『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。


感想もお待ちしております。


レビュー、をしていただけるとなお嬉しいです。


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