No.3ジョンと後輩とヤンデレ(?)彼女
ジョンをとにかく弄り倒すギャグ回
―――放課後
「ジョン先輩、私と付き合って下さいっ!」俺はいきなりの事に状況が把握出来てない、俺の知ってる後輩にこんな娘いたっけ…
「うーん……」俺が唸ると
「やっぱり……私なんかじゃジョン先輩に迷惑掛けるだけなのかな……ジョン先輩かっこいいですし、強いですし、優しいから」後輩はうつむいてしまう。
「い、いや全然迷惑とかじゃないんだけど、いきなり告白されて戸惑っちゃってさ!ほ、ほら俺ってなんか嫌われてるからさ」
俺はしどろもどろになりながらフォローする
「わぁい!ジョン先輩に迷惑じゃないって言ってもらえた!それだけでも感激です!」
なんとか誤魔化せたっぽいな……
―――
「という事がこの前あったんだ」俺は相方の凛音に話す
「ふーん……で、何?自慢?」凛音は具現能力を発動させようと左手を上に揚げる
「いやいやいや、違うから!違うから!お願いだから俺を切り刻もうとするのヤメテ!」俺は必死に凛音を制止する
「問題なのは俺の事を好きになるような後輩なんか居たかって事なんだよ!」俺は自分で言ってて悲しくなるが事実なので言う
「居るんじゃない、だってジョンって戦闘だけはセンスあるし」凛音にさらりと言われるが
「いやいやいや、それ言ったらお前の方が強い気がするんだが」俺は凛音に戦闘では敵わないと感じている
「でも、俺もジョンもただ能力ぶっぱなしてるだけであって、ちゃんとした戦闘ってお互いにやったことないから分かんないよ?」…………いや、俺はブッパしないと刀じゃあお前に歯がたたないからなんだけど!?なに?凛音は本気で来てないと!?
「お前なぁ……俺より能力的にも刀の扱い的にも勝ってるのに女子から告白され無い理由は絶対にその雰囲気だと思うんだ」俺は半ば呆れて凛音に言う
「じゃあ、あれだ多分俺って階級少将だし話しかけずらいんじゃない?」
それだけじゃないと思う1話のラストの方で中級にやってたこととかがやばいんだと思う、あの女の子はちょっと感覚が特殊だったな
「そうだ、ジョン」
「なんだー?」
「ちゃんと返事はしてあげなよ」お前に言われたくねぇよ!
―――一週間後
「ジョン先輩…私の…私だけの彼氏になって下さい!」
「うーん…俺は…」そう、俺はこの後輩を今からふるんだ…
「俺は…、君が好きだけど、俺なんかと一緒にいたら君まで周りの人に嫌われちゃうよ、俺は君が嫌われるのが怖い、だから…君の彼氏にはなれない」
俺はなるべく後輩を傷つけないようにふる
「……」その後輩は声も上げずに泣いた俺はその後輩にハンカチを差し出すことすら出来ずにただ立ち尽くした
—――さらに一週間後
「ジョン先輩、ちょっと良いですか?」あの後輩が再び俺の元にやってきた
「君は…ナギサちゃん…」俺は驚愕して開いた口がふさがらない
「ジョン先輩…いや、ジョンお兄ちゃん♡」
「ブフォ!!」隣にいた凛音は堪え切れないといった様子で吹き出す
「私気がついたんです、もうジョン先輩が私のお兄ちゃんになれば私もジョン先輩と同じようになれます、そうなればジョン先輩は私だけのお兄ちゃんです。うふふ……」
やべぇ……この後輩もう嫌われる事を恐れてねぇ…
「ジョンwwwwwwお疲れwwwwwwwww」
「……ち……チクショォー!」
―Fin—