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痛みと喜びと

私はこわくない

作者: 篁 霞流

空を仰ぐ

天を見たいと願うが

雲に覆われて、あるいは青に遮られて

それは叶わない


地面をながめる

大地を感じたいと願うが

広がるそれは視界の限り


風に身を任せても

連れて行ってはくれず

太陽は

障壁を前に足搔く私を

1ミリたりとも、助けようとはしない



それでも私は知っている。


私の仰ぐそれは天につながっていて。

私の限りある地面は大地の一部で。

風は、私に寄り添い

太陽は、私の道を照らしている。


私は、怖くない。





わたしはこわくない





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