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結婚話

第一章 結婚話


さちこは我が父風駕に婚約したことを話そうとした

相手はあえて名前は出さないが

Pさん。

本当は今日一緒に話すつもりだったが急に仕事が入ったのでそっちに行ってしまった。

「本当に結婚する気…あんのかなぁ」

不安に思うさちこ

「でも言わなきゃ」

と、風駕に話すため、風駕の部屋へと向かった。


〜風駕の部屋〜

「おパパ!!話があんだけど…」

さちこの父、風駕の部屋は純和風だ。

ふすまの上には娘さちこの写真が堂々と飾ってあった。

「ん?なんだい?愛する我が娘よ★」

「ぅ!!」

「どうしたんだいぃ?さちこ」

とてもキモイ声で応えた風駕にさちこは言った。

「えっと…私、結婚することにしたから」

さちこがこれを言ったとき、風駕の後ろで大きくうねっている波を見た。

(まぁこうなることは予想してたシィ)

そして考える。

(ど〜せ今、おパパの頭の中では"運命"が流れてるんでしょ)

と、

確かに今風駕の頭の中では"運命"が流れていた。

「じゃ、話すことはこれだけ」

さちこは障子を開けて出て行こうとする。

「それと…」

出る瞬間、さちこは静かに言った。

「結婚式には来ないでくれる?おパパが来ると…恥ずかしい。それに私の父ってばれた    ら嫌だから…」


コト


障子の閉まる音が静かに"しん"と鳴った部屋全体に響いた。

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