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この先の結末  作者: みほ
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10月になった。




あたりはすっかり紅葉に包まれ、


学校はというと文化祭の季節を迎えた。


あたしのクラスは


みんなのやる気と熱意で


なぜかファッションショーをすることになった。




しかも・・・!




「チャイナドレスがいいと思います!」


「AKBの仮装やりてー!」


「なでしこジャパンもいいんじゃねーの?」


と意見が出て


「じゃ、誰が担当しますか?」


という委員長の発問に対して


男子がオレもオレもと名乗りをあげた。




・・・・・・・・・・・・・




もしかして彼らにそういう気があったとか?




女子はひそひそと話してたら、


実行委員を引き受けていた西尾くん、


「お前らもやるんだぜ。」


とニッコリ。




「えーーーーー!!!!」


と、大ブーイングをものともせず


AKB40(うちのクラスは40人)ということで


フリフリキラキラの衣装を制作することになった。




スカート短いし・・・・


こんなのみんなで着るの?




みんなで分担してミシン掛けをしながら


友達と愚痴る。




更にみんなの私服を持ち寄って


衣装合わせ。




「オレ、これにする!」


「んじゃ、オレはこれ!」




目をキラキラさせてスカートを身につける男子を


あたし達はあっけにとられて


見つめては、大爆笑。






「オレは絶対イヤだな。」


あたしの話を聞いて雄輔は苦笑い。


「あいつら、そんな趣味があったのか。」


「そういうわけじゃないらしいけど、


みんなでやれば怖くないみたいな?」


「へー。」




「雄輔のクラスは模擬店すんだよね。」


「そ。聞いて驚け。ホストクラブだってさ。」


「は?なにそれ・・・絶対行くから。」


「・・・・・・・・・・・・」




雄輔は気乗りしないみたいだけど


お客に目いっぱい愛想ふりまいて


出来れば彼女ゲット♪なんて


企んでたりするらしい。






言い忘れてたけど


雄輔は花の男子クラス。


そりゃ、そういう企画で女子と触れ合おう!


という空気も分かる。






ふーーん


ふーーん


そうなんだぁ・・・・


ちょっと複雑・・・・・







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