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この先の結末  作者: みほ
64/84

64

「だいたいだなぁ、男が逃げるなんて


ありえねーだろ!根性無しが!」


「ンなこと言ったって、


責任取れねーもん仕方ねーだろ!


無責任なこと出来っか!」


「じゃ、責任もちゃいいじゃねーか。」


「取り返しのつかねーこと


しちまったらどうすんだよ!」


「っつーか、まだだったのか?」


「・・・・・・・・・・・」




聞いてる方が恥ずかしいよ・・・まったく。




「案外真面目君だったのね、雄輔くん。」


「普通だろ。」


「俊介ならそんな我慢は絶対しないよね。」


「とーぜん。


ま、オレはそれで一度みさとに振られたんだっけ?」


ニヤッと笑って答えた部長は


しかし、きっぱりと言った。




「両思いなのに避けるなんて


バカとしか思えねーぞ。」




え・・?


ってあたしと雄輔は顔を見合わせる。


両想いって・・?


何で知ってんの・・・?


あたしだってさっき知ったところなのに・・・




「分かって無いのはお前らだけだ。」


ウソ・・・・






あたし達はじっと顔を見合わせた。




「もー♪そんなに熱く見つめ合っちゃって♪


見せつけないで二人だけの時にしてよね♪」




みさと先輩にからかわれて


あたし達は真っ赤になった。




「さ、練習すっかな。」




照れ隠しのように言って


雄輔はグローブを手にとり


運動場のキャッチボールの集団に紛れこんだ。




「よかったね。あかりちゃん。」


みさと先輩が満面の笑みで声をかけた。




「はい!」


照れくさかったけど


めちゃくちゃうれしくて


あたしも満面の笑みで答えながら


ボールを投げる雄輔をじっと目で追っていた。






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