表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この先の結末  作者: みほ
58/84

58

「雄輔!ちょっと待ってよ!」




あたしは大声で叫びながら


雄輔を追っかけた。


でも、息切れ寸前。


目の前くらくら。


でも追いつかなきゃ、これから先


どうしても後悔する。




「近寄んなって言ったろ?」




眉間にしわ寄せた雄輔が


ため息をつきながら言った。




ちょっと・・・


何であたしがため息つかれるわけ?




「雄輔、勝手すぎ!」


「はぁ?意味分かんねー。」


「あたしが何で近寄っちゃいけないのよ!」


一瞬間があいて


雄輔は答えを躊躇した。




「納得出来ないよ。そんなこと。」


あたしはまっすぐに雄輔を見つめた。




「今よりひどいことになりたくねーし。」



「お前には分かんねーの。」


「だから分かるように言ってよ。」


・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・




「自信ねーから。」


「何が?」


「だから、自分が大事だったら


オレに近付くな。」


「だから何でよ!」




イライラしながら雄輔に詰め寄る。




ギュっと拳を握りしめた雄輔は


いきなりあたしを抱きしめた。


そしてあっという間に唇が重ねられた。




何度も何度も向きを変え


むさぼるように口付ける。


あたしはギュっと歯を食いしばったまま


硬直していた。




「オレは行動に責任持てねー。


だから離れてろっつったんだよ。」




・・・・・・・・・・・・・




そんなこと・・・・言われても・・・・








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ