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この先の結末  作者: みほ
56/84

56

「雄輔・・・今なんて・・・?


どういうこと?」




あっけにとられたというか


びっくりしたというか・・・


まさか雄輔からそんな言葉が出るなんて。




なのに雄輔は、


「だからそのまんま。


オレの手の届くところには来んな。」




意味分かんない。




「でないとあかりをこれからも


傷付けちまう。


そんなことしたくねーから・・・・・」


そう言って、雄輔はあたしを残し、


部室へと歩いて行ってしまった。




・・・・何よ…それ。




「マネージャー!」


いつまでも運動場で立ちつくしてたあたしに


小塚先輩が声をかけた。




はっとしてあたしは声のした方を見た。


「何してんの?早く帰らないと・・・・」




途中で言葉を切った小塚先輩。


ん?どうしたのかな?って思ったら


近付いてきた小塚先輩が


あたしの頬をそっと親指でなでた。




「雄輔に泣かされたの?


どうした?


代わりにオレが雄輔泣かしてやるけど?」







気付かないうちに


あたしの頬には一筋の涙がこぼれていた。




「ごめんなさい・・・何でも無いんです。


あ・・・もう帰りますから・・・。」


慌てて鞄を取りに戻ろうとするあたしの腕を


小塚先輩が掴む。




「そんな顔して戻らない方がいいと思うけど?」


「大丈夫です。」


無理に笑顔を作ってきっぱり言う。




「んじゃ、雄輔監禁して


みんなでシバくか。なぁ?」


「いや・・・それは・・・・」


いくらなんでも可愛そう。




「じゃ、マネージャーから聞こうかな。


オレはいいぜ。雄輔シバいても。


もちろん俊介も賛成だと思うけど♪」




・・・・・・・・・・・・




何としても聞くぜとほほ笑みながら


値を運動場に座らせた。




「なんかよく分かんないけど


近寄るなって言われただけで・・・」




さっさと帰りたかったので


端的に答える。




「はぁ?何それ・・・・」




やっぱりこれじゃ分かんないか・・・


でも・・・


昨日のことは説明しにくいぞ・・・ 









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