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この先の結末  作者: みほ
47/84

47

次の月曜日。




「ほら!遅れんなよぉ!」


部長と小塚先輩はきりっとした顔で


練習をスタ-トさせた。




土曜日のことなんてこれっぽっちも


頭にないみたい。




無事いつも通りの練習が始まってホッとした。




「先輩、もしかしてより戻しました?」


みさと先輩と二人きりになった時


あたしは聞いてみた。




「え―――?そんなことないけど。


俊介も別に何も言わなかったし。」


うそ・・・・


何も言わずにこの前のあの


みんなをくぎ付けにしたキスは


何だったの?




あたしのびっくりした顔を見て


みさと先輩はクスクス笑った。




「えー?今どきあのくらい普通でしょ?」


「違うと思いますけど・・・」


「もしかしてあかりちゃん、まだ?」


「誰とするんですか・・・そんなこと」




思いっきり照れながらも否定する。




「誰とって・・・もしかして雄輔くんと


まだ何にもないの?」


「ないですケド・・・」




何・・・


無い方がおかしいとでもいいたそうな視線・・・


今どきってそうなの?




ウソだぁ。誰かウソだと言ってよ。




その頃・・・


「なぁ、雄輔、土曜日あの後どこ行ったんだ?」


「え?イヤ別に・・・・飯食って帰ったけど?」


「まぁたまたぁ♪


マネージャーの手しっかり握って


どこにもいかねーなんてありえねーっつーの。」


ニヤニヤしながら


いいなぁって顔して雄輔を囲むやつらが3人。




「練習中だろ。」


「そう言わずに教えろよ。」


「何もねーっつってんだろ!!!!!」




イラッとした雄輔が思わず怒鳴る。


その声は運動場に響き渡った。







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