表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この先の結末  作者: みほ
41/84

41

なぜかその場のノリで、


野球部一同、土曜日の極秘指令が一気に発令された。




『部長とマネージャーのデートを見届けること!』




もちろん彼らには内緒で。


欠席は必ず小塚先輩に報告すべしと・・・・




これも部活なのか?




あたしは、みさと先輩に言うわけにもいかず


雄輔に愚痴ってみた。


「デートの覗き?


んな悪趣味な・・・


雄輔もそう思うでしょ?」


「・・・・・・・・・・・・」


雄輔は何も言わない。




「みんなそんなことに興味あんのかな。


へんなの・・・・」


みさと先輩の気持ちを聞いちゃったあたしは


部長とのデートは楽しんで欲しいなって思う。


なのに面白がってついてくなんて・・・




「ま、ばれずに最後までついてくなんて


不可能だろうけどね。」


「んなことねーだろ。」


初めて雄輔が答える。




「だってあれだけの人数がうろうろしてたら


絶対ばれるって。」


「じゃ、お前も気付いてたのか?」




・・・・・・・・・・・・


今・・・雄輔、怖いこと言いました?


あたしが?


何に気付いてたって?




!!!!!!


「もしかしてみんな見てたの?」


「あたり。」




・・・・・・・・・・・・・・・・


雄輔が最近イラついてるのも


口数が減ったのも


もしかして見てたから?




小塚先輩、結構接近してたよね・・・・


あれをみんなに見られてた?


ウソ・・・・・




そこではっと気付く。


『あの小塚先輩に落ちなかったんだから


よっぽど好きな人がいるんだよねって


みんなで噂してたんだ。』


みさと先輩は確かにそう言った。




みんなで噂してるって・・・


みんなが知ってるってことだよね。




・・・・・・・・・・なんてこと・・・・・・







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ