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この先の結末  作者: みほ
36/84

36

翌日、部活に行くと


みさと先輩が興味津々で話しかけてきた。




「土曜日、どうだった?」


顔にニコニコワクワクを一杯に張り付けて


あたしの答えを待つみさと先輩。




「え?いや別に・・・何も・・・」


ドキッとしながらもそう答えると


「あの小塚先輩に限って何もないなんて


そんなバカな事はないでしょ♪」


???


はてなマークだらけの顔をしたあたしに


「知らなかったの?


小塚先輩って手が早いので有名なんだから。」




そうなの?


そうだったの?




だったらあの早業も納得・・・・




「その顔はやっぱり何かあったでしょ?」




「なになに?


あかりちゃんが小塚の手に落ちたって?」


「うそ・・・マジで?」


近くで聞いていた先輩たちも


何か知らないうちに話に入ってきてるし・・・


しかもどんどん変な話になってるし。




「違いますよ!何にもないってば!


健全なデートです!」




真っ赤な顔して怒って言うあたしに


後ろから突然意外な言葉が飛んできた。




「そんなに怒ってるっていうことは


不健全なデートがしたかったってこと?


それならそう言ってくれたらよかったのに♪」




・・・・・・何をおっしゃるうさぎさん・・・


いや、小塚先輩・・・・




「ということで、部長、もう一回ご褒美くれよ。」


にこやかに言う小塚先輩に部長の信じられない一言。




「だったら、今日もロードワーク行くか♪


マネージャ―もいいよな。」


あたしに部長が言う。




「・・・出来れば勘弁してほしいです。」


あたしの答えに


「何言ってんの。


マネージャーってみんなのアイドルなんだぜ。


すんげーご褒美らしくって


やる気出るよな♪みんな!」


「おう!」




盛り上がるみんなにあたしは何も言えなくなった。


そんなもんなのか?


イケメンぞろいなのにマネージャーが少ないのは


オーディションもあったけど


こんなところにも原因があったのか・・・




「そんなんおかしいだろ!


嫌がってんじゃねーか!」




突然、つかつかと雄輔は部長の前に出ると


大声で言い放った。




「へぇ、雄輔、お前何カッコつけてんの?


それともマネージャーが好きとか?」


「そんなんじゃねーけど、


マネージャーは景品じゃねーだろ!」


「いいじゃねーか、みんな頑張んなら。」


「よくねーよ。」




睨みあう雄輔と部長。




嬉しいけど、そんなことして大丈夫?


先輩にこれから先、目つけられるよ?





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