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この先の結末  作者: みほ
25/84

25

学校の先生たちが驚くような


ラストスパートをかけて


雄輔はあたしと同じ高校に進学した。




「やるときゃ、やるんだよ♪」


ピースサインで嬉しそうな雄輔。


高校に入った途端、


いろいろな学校の子たちが


「ねぇ!雄輔くんって彼女いるの?」


と、騒ぎ始めた。




またか・・・・




あたしはどうせオトモダチだもんね・・・・




直接雄輔に聞くツワモノもいて


「付き合ってる人がいなかったら是非・・・」


なんて言うこともあったらしい。




「で、雄輔はなんて?」


本人が笑いながら言うもんだから


少し顔をひきつらせて聞いてみた。




「好きなヤツがいるから付き合えない。


って言ったらあきらめるぜ。大抵。」




・・・・・・・・・・・・・・・・




「誰か気になんのか?」


あたしの微妙な顔を見て雄輔は笑う。


「そりゃ・・・いや、別に・・・」




しどろもどろのあたしに雄輔はニヤッと笑って


「じゃ、部活行くか。」


と、話を変えた。




そう、あたしは自分の好きだったテニスより


雄輔の好きな野球を選んだ。




「よ、マネージャー、今日も頑張ってな!」


先輩たちに声をかけられる。


「はい!」


笑顔で答えてあたしは今日も


大きなやかんを持って冷たいお茶を作りに


用務員室へと走っていった。









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