表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この先の結末  作者: みほ
23/84

23

当然のことながら注目を集めるあたし達。




「おい!何やってる!」


先生が噂を聞きつけてやってきた。


泣き崩れてるあたしも


ちょっと冷静になってくる。




「雄輔!お前また何しでかした!」


先生の怒声に


「何もしてねーよ!」


と、むくれながら答える雄輔。




「大丈夫か?雄輔に何されたんだ?」


あたしを覗き込むようにして


尋ねる先生。


「だから何もしてねーっつってんだろ!」


「お前は黙ってろ!」


・・・・・・・・・・・・




泣いてる場合ではない・・・・


ややこしくなったら、うっとおしいし・・・




「雄輔が・・・・・」




泣きじゃくりながらも答える。


「ん?どうしたって?」


「助けてくれました。」


「はぁ?」


先生、悪いけど期待外れです。


問題児の雄輔だけどね。




「気をつけて帰れよ。」


「オレがちゃんと連れて帰る。」


「それが心配なんだよ。」


「うっせー。ほら、行くぞ。」




いつの間にかあちこちに人だかりができ


じっとこっちを注目してる。




その中を雄輔はためらいもせず


右手に鞄2個と


左手にあたしの手を掴んで


校門を出た。




バカたれ・・・・


どんだけ好きにさせんのよ。


手を引っ張られて歩きながら


あたしは胸の中でそっと呟いた。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ