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翼よ、あれがパリの灯りだ  作者: 三重野 創


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無名戦士

 メシヤ少年は、人に気立てよくふるまう一方で、その反面、自分ひとりで内省する時間をとても大切にしているようである。


 彼の書く文章と、彼の実像とは、結びつきにくい。また、彼を実際知る人物が、彼の文章を見ると、きっと驚くに違いない。


 メシヤ少年は不遇の小学校6年間のあいだに、次から次へと文献を読みあさったのだろう。人生の休憩時間に、貴重な得点をあげていたのだ。


 彼は「律法では、人は罪の悔悟をしない」という考えの持ち主である。「福者の愛のみによって救われる」と説くが、おそらく16世紀の宗教改革者・アグリコラの影響だと思われる。


「ここ、南極星のもとに」の舞台でも、その思想が反映されている。

 問題の解決を法整備の厳罰化に求め、人々は息苦しい毎日を強要されるが、当の為政者はその法律を逸脱し、世界は混迷を極めてしまう、という末法社会を描いている。


 メシヤ少年の特徴は、訓示のような心得を示すだけで無く、その物事への達成のために、こうしたらいいのではないかという技術的な方法を、ささいなことながら、書き示すことである。


 すでに話した通りだが、彼の『3分で創るインスタント・ユニヴァース』には、アクセス制限がなされている。


 だが、それを閲覧できるごく限られた人物は、彼の文面から何らかのインスピレーションを得て、各々の分野で確実に駒を進めている。


 世界は、良い方向へ変わりつつある。


 まだまだ、ニュー・アトランティス到来の前に、「プロミネンス禍」の大峠を越さないといけないのだが・・・。










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