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翼よ、あれがパリの灯りだ  作者: 三重野 創


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ユナニミスムの具現者

「ふふふ、栴檀せんだんは双葉より芳し、だな」

 私はMECの愛機を眺めている。彼の世界デビューを目の当たりにし、深い感慨を覚えている。


『3分で創るインスタント・ユニヴァース』

 これが、藤原メシヤ少年の開設している個人ブログの名称だ。


「人の数だけ、宇宙がある」

「一人の死は、一つの宇宙の死である」

 こうした哲学的な宇宙観を始めに、「きょうのおかず」「初めて知った面白い言葉」などの肩の力を抜いたものもある。


 そして、これが最も重要なのだが、メシヤ少年が創作した『ここ、南極星のもとに』というSF小説がある。

 南極星は地球の南半球からしか見えないが、彼のクリエイトした世界では、日本からでも見ることが出来るようになっている。


 世界が日本を中心にまとまり、パラダイスを形成していくさまが描かれている。私も続きを楽しみにしている一読者だ。


 だが、残念なことに、私は調停をほどこさなければならない。彼の言葉は力が強すぎるのだ。たった一言の書き込みが、明日の世界の歴史をまるで作り変えてしまう。


 メシヤ少年の『3分で創るインスタント・ユニヴァース』はごく限られた人間しかアクセス出来ないように細工してある。


 そのために強制力を彼自身に発動させたこともある。私も出来ればこんなことはしたくなかった。胸がかきむしられるようである。








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